ウオーキングで 気持ちいい汗をかき
それから出かけていった、どこへ行ったかっちゅうと
民話の採話である、Tさんが あそこの集落に行くと面白い話しがある
テープレコーダーとカメラ持って行ってきた
『 へっぴり坂 』 と言うお話なんですが
タイトルだけでも面白そうであったから 聞き耳を立て取材してきた
まだ俺が語るように脚色していない
原石と言うか 荒削りもんだが書いてみよう
むかしむかしあったと、
烏山の殿様はナ、自分の領地の見回りを日課としていたと
ある時ナ、烏山城の出城である
田野辺城に行く途中のことだったと、
そこは馬で登るのも難儀するほどの坂道があってナ
百姓達は お殿様が通るちゅうんでナ、野良仕事の手休めて土下座してまってたんだと
お殿様はエッチラオッチラ、エッチラオッチラ
汗かき、汗かき登ってきたと
ほんで、あとち~んとで頂上だっちゅうときにナ
気もゆるんだんだんべな、 一発 ブブーって
でっかい 屁をこいたんだと、
そしたら まあー 家来衆達は坂の下まで吹っ飛んでいっちまうしヨ
土下座してた百姓達もヨ、横っちょの方へ吹っ飛んでっちゃうしでよ
さんざんな目にあったんだと、そのニオイたるや すさましいものでナ
イタチ1000匹に匹敵するニオイのする屁であったと
そんなことがあってからじゃと、 一里四方は草木一本生えてこね~坂んなっててな
里の人達は その坂を へっぴり坂 と呼んでるそうだ おしまい
こんな感じだったんですがね
ここに、肉付けして もっと面白くしていくんです
ここに民話のおもしろみが あるわけですね
それと同時に 土地の人達とのふれあい
これがまた何とも言えない気分になっちゃいますね~
特に自分で採ってきた話しは
いろんな思いが詰まってますから
人前で語るときも 違った雰囲気の語りになります
まっ!! 今日は えがった、えがった‥んっ!
kanya-suzu