民話 狐の仇討ち | 脳梗塞と民話語り

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よう来なすったなあ~、ゆっくりしてきなっせ~





月・火曜日はブログ定休日だよ、

民話きじばとの会の新年会がAM11時からうちのお店で開かれた

   

  今年の活動の方針など話してから



あとはワイワイ、ガヤガヤ ぺちゃくちゃと 話しのしまくりです、



 カラオケやったり おしゃべりしたり



ストレス発散には持ってこいだったんじゃ~ないでしょうか



流石に 語りの会だと思ったのは

   誰かが 嫁と姑女の話を始めたんですよ



 それが民話っぽく 語るので

    余計面白くみんなを笑わせていました



話しをする場合人の心に届くような話が出来るようになると云うことは

   凄くいいことだなあ~って




そう言う話しになると

   一人一話づつ語らない??

      と言うんで やることになっちゃいました



前に書いたかどうか忘れちゃったが だぶったらゴメン





【 きつねの仇討ち 】



むかしじいさまがナ、



山仕事の帰りしなに昼寝しているきつねめっけたんだと


「はは~んこのきつねの野郎だナ、
里の人をだまぐらがしてんのは、よ~しかたきをとってやんべ」って

          きつねの耳んとこでいがい声でズドーン
 
ぶったまげちまったきつねはヨ、ビヨ~ンと飛び上がって


そのまんま、丸くなって逃げてっちまったと


「俺はきつねをだまぐらがしてやったぜー」つって


えばってあるってらナ、なんだか日がくれんのがものすごく早くてナ


真っ暗くなってきちゃったんだとほうしたら、あっちのほうから、


   提灯の灯りが、だんだんこっちさくんだと、


 なんと、じゃんぼの行列だったんだと


「あれ~、こんな夜のじゃんぼとは、よっぽどの事情があんだべナ」


  坊さんがナンマイダ、ナンマイダ、唱えながら

  

    鐘をたたく人、がんばこを担ぐ人、泣きながらゾロゾロ歩ってくんだと


じいさまがナ、「こりゃ~縁起わりーな~」っつて


そばさあった木さ登ってナ通り過ぎんのまってたらナ


じゃんぼの行列はじいさまの足下で、ピタッととまっとナ


男達がザックリザックリ穴掘り始めたんだと


ほんでナ、そこにがんばこをぶんなげっと

土もかけね~でゾロゾロ帰ってっちまったと、


「なんて荒っぽいじゃんぼだんべ、これじゃ仏さんも浮かばれなかんべナ


きび悪くなっちまったじいさまはナ


早くその場を逃げんべと、木を降りだしてきたらナ


カタッっつて、がんばこの蓋が開いてナ白い手がぬ~と出てきてナ


「じいさま、俺と一緒にここに入ってくれ」っつて


手のばすんだと、「やだよ!やなこった」って、


じいさま木の上さ逃げたとんだと、したれば長い髪の女が


ゆっくりゆっくり登ってくんだヨ


「じいさま待ってくれや~」「いや!待てね待てね」


じいさま必死で登ったが、もう先っぽかねえんだと、


「ほ~れじいさまのこと捕まえた、」って


ギュウと足首捕まれちまったと、その手の冷てーえこと


ヒエ~と身体がすくんだとたん、あたりがパッと明るくなってナ


あっちの方を嬉しそうに逃げていく


きつねが見えたんだとサ




お し ま い




こういう感じで、アハハハ、オホホホホ

   しながらPM3時



  今年も頑張っていこう!! って気勢を上げて散会しました







                        kanya-suzu