1月19日(火) | 一郎のだまされ日記

一郎のだまされ日記

チーム黒山レーシング 黒山一郎でございます。

最近、とわに忙しい。

二郎メカの本職は、健一のバイクのメンテとクロネコ宅配バイクのメンテ。これの暇なおりには、私の担当のリアクッション他その他のお手伝い。

だったら私は暇こいているはずなんだけど、ちびっこ用バイクが最近2台入ってきて、それが30年前のバイクで「子供仕様なんだけど、肝心なところは大人仕様」だもんで、それを純粋に子供仕様にするお仕事に没頭。このへんの、ちびバイクいじりは、このブログの流れで紹介している通り。

朝8時から工場にこもり、午後3時までちびバイクいじりをして、1番の陸が小学校から帰ってくるとすぐに、幼稚園を早くに帰ってきている2番の陣の二人を連れて山にこもる。

暗くなってもう練習ができなくなる午後5時過ぎに山から出てきて、胃も食道もないんで1日5回食の5食目を帰ってすぐに工場で食べる。

ちびっこの練習を見ながら「ここをこうしたら、あすこをこうやったら」の「各部軽量化と動きのスムーズ化」がメインなんだけど、バイク改善アイディアを工具と工作機械相手に午後8時までの戦い。風呂入って寝るのは、だいたい9時過ぎ。

翌朝は5時には起きて1時間半かけて“日本経済新聞”を隅から隅まで読む。定期購読している「文藝春秋と新潮45」が届いたら、8時までは本を読んでいる。以前は朝からビールか焼酎だったけど、今は朝のコーヒーがうまい。新聞熟読の後はメールのチェック。

ほぼ毎日、今のところはこの生活で「バイクいじりと、子供(孫)のライディング指導」の二つをやっているけど、やっぱり「人をいじくる」方がおもしろい。

総計8人の女子部をあしかけ5年やっていてよかった。女子部をやる前までは、天才たちしか知らなかった。女子部をやって「こんなドンクサイのもいるんや」とビックリし、でも、それが普通の民間人は皆そうを知った。

孫達がいきなりは出来ないのを見て、以前だったら「どなりあげる」んだけど、女子部で「我慢」を覚えたから余裕。いいおじいちゃんで指導しているから、すぐに大声で怒るお父さん(二郎)よりも好かれている。

「この大会で勝ったらチャンピオン」という修羅場を経験していない二郎と、経験している私と健一の教え方は違う。

ズバリ、二郎はなんとか出来るようにさせようとするけど、私と健一は「できないものはできない」の考え方。それと二郎は「教えよう」とするけど、私と健一は教えない。自分で考えさせろ、が指導方針のすべて。

小川も藤波も田中も野崎も加賀も小野も、成長期子供時代にはまったく教えていない。むしろ、教えようとしていたそれぞれのお父さんに「あんた達がやっていたトライアルと、今のトライアルは違う。2回もチャンピオンの私でも教え方が分からないのに、お前達に教えられるはずがない」と、妙に説得力がある強引な言葉で「教えること禁止令」が、初代ブラック団のおきて。

“駄馬はいくら鍛えてもサラブレッドにはなれない”というけれど、女子部はまさにそうだった。

と書くと、女子部から猛反発を受けそうだけど、指導教えて伸びるのは何のスポーツでも高校生までで、それ以上の年齢になるといかがなものか、である。

女子部、熟女部と改名してもいいくらいの「おばちゃん集団」だったから、スカタンから始めて二人が国内A級に上がったんで、初期の目的は達し、女子部は成功したと自分なりにはけじめをつけている次第。

次に、もう一回子供部をやれるから幸せなもんである。

明日もまた、愚痴を書こうかなぁ~♪