一郎のだまされ日記

一郎のだまされ日記

チーム黒山レーシング 黒山一郎でございます。

7月21日(火)に、以下の部品改良のためにその部品が入ったレターパックが当社に送ってまいりました。

 

改良依頼は「YAMAHA/XTZ125」のオイル注入口キャップとカムチェーンカバーにブリーザーホースを取り付ける、です。

 

この部品2点を郵便のレターパックで送ってまいりましたが、手違いがあり「部品と作業依頼書」は取り出しましたが、ご依頼のお客様の住所が書いてあるレターパックの袋そのものを「焼却して」しまいました。お名前は記載してあり「森O雅貴」様です。

 

「作業依頼書」にはお客様の住所が書いてありませんので、部品は受け取りましたが、こちらの手違いで「あなたの住所」が分かりません。

 

申し訳ありませんが、このホームページを見て改良依頼をされたとのことですので、お心当たりのある方は

 

trial.kuroyama@icloud.com

 

まで「そりゃアンタ、うちばい」と、ご連絡いただけませんか。

よろしくお願いいたします。

 

黒山一郎より

 

<新:個人的な意見/2stトライアルバイクのオイルの事>

 

オイルの話は宗教と同じで「本人次第」「信じるものが救われる」「個人的な好み」ですので、このお話は「参考にしてやろう」の「聞き捨て」でかまいません。で、お話の結果「ヤマハの純正オイルがいいよ」となりますが、これは黒山選手がヤマハの契約ライダーだから「ヤマハ純正部品」をオススメしているわけではありません。「性能と値段」を考慮して「今現在のおすすめオイルはこれですよ!」というだけの事です。

 

(オイルのウンチクうんぬん)

 

以下、強引な解釈ですので「まあ、そんなもんかな」でご理解ください。



イチローさんがトライアルを始めた頃、約50年前の2stオイルは「ベルレイ」「ペンタルーブ」「ペンゾイル」等々というアメリカ製の鉱物油や部分化学合成油がはばをきかせていた時代。誰に洗脳されたわけではないけど「バイクに最初から入っているオイルや、メーカー純正オイルはダメ」の思い込みあり。ほら今、例えば懐中電灯を買った時に最初から付属している電池の解説に「付属している電池は点灯確認用ですから、専用電池と入れ替えてください」と同じ感覚で「エンジンがかかるかどうかの、とりあえずのオイル」の感覚が「純正オイル」に対する思い込みだったのかもしれない。

当時は「ロードやモトクロスに強いオートバイ屋」はあっても、今のように「トライアル専門ショップ」なんてなく、モトクロスから転向してきた人達が、排気煙がすごく甘くいい匂いというか独特の匂いをさせるオイルを使っていて、その使っている缶を見てみると「カストロールR30」とか「シェルスーパーM」と銘打っていました。

この時に油って

1.原油から精製したそのものの鉱物油(ミネラルオイル)
2.その鉱物油にエステルという化学合成油を少し入れて混合した部分化学合成油
3.エステルそのものの100%化学合成油→このオイルはもう少し後の時期になります
4.ひまし油を原料とした植物油

の4種類あるというのを始めて知り、その独特の油の焼ける甘いいい匂いのオイルが「植物油のオイル」というのも始めて知りました。でもこの植物油は潤滑性能は抜群にいいのですが、大気に触れるとすぐに酸化して「混合して使うに1日ももたない」という欠点があったのです。だから「ガソリンタンクに給油するたんびに混合ガソリンを混ぜて作り使う事」と「混合ガソリン作りすぎた場合に保存がきかない」という理由からレース界からは、しばらくして消えてしまいました。

このひまし油を原料として作る植物油の名前ですが、「ひまし油」の事を英語名で「カストロール」と申します。ですので「製品」として世界で最初に売りに出したのはイギリスのカストロール社です。だから、カストロール社のことを「ひまし油社」と言えないこともないですね。

今の高級オイル、ある程度は「お金で成績が買える」のレースの世界で使われているオイルは、100%化学合成油のオイルで、これの原料は「エステル」という「やし油から作られた”金属に吸着し磁石みたいな分子”を持つ油」です。

「おい黒山、新しい画期的な2stオイルが手に入ったから使ってみろ」と言われたのが、SUZUKIワークスライダーでまだ結婚もしていない、現職白バイ警察官だった45年くらい前の事。新しいもの好きのイチローさんが飛びついて、その新しい画期的なオイルをすぐに使ったのはもちろんですね。

はい、そのオイルは使った瞬間からエンジンの音が静かになりパワーも出て回転もよく上がるようになりました。でも、とんでもない欠点がありまして、雨の日に使うと「アクセルを戻してもスロー回転まで完全に落ちない、低回転時にボトボトの排気音になる」で、キャブレターの吸入口を外して見ると「周囲が真っ白け」ですよ。

メーカーは出す時に欠点は教えないもので、この「雨の日には使えない」を申しますと「やっぱりな」ですよ。結論から言えば

1.エステルというは「ヤシの実」の「やし油」を使って生成した、植物油系統の化学合成油である。
2.このオイルは「金属に吸着し磁石みたいな分子」を持つ性能である。
3.欠点は「水分に弱い」で、大気中の水分に接するとその性能がガクンと落ちて、オイルの色自体も真っ白に泡立ち変色。

ですね。

この時からはや50年の半世紀がたった、今現在は「雨に弱いエステル」なんて存在しません。今の時代、高級オイルというかレース専用オイルはエステルなしでは成り立たない現実ですね。雨に弱いの欠点は解決しましたが、今も継続している欠点はただ一つ「価格が高い」です。でもまあ「性能がいいから」仕方ないですね。

ちなみに、このエステルという化学合成分子をオイルに使用した世界で最初のメーカーは、フランスの「モチュール社」です。

●2st混合オイル



ついこの間の前までは、この通称”青缶”「ヤマハオートルーブスーパーオイル」がよろしいと紹介していました。これって実のところ「おばちゃん相手のスクーター用分離給油」用で「混合でも使えます」のオイルです。でもこのオイルで何も問題なく、うちのチーム「黒山レーシング女子部」→「黒山レーシング少年部」と、2stバイクに10年以上使っていまして、何も問題のない使用実績のあるオイルです。1リットルどこの日曜大工の店でも、だいたい1,000円で売っていますね。

 



このオイルが悪いことはないんだけど、最近、ある時あるヤマハ関係の方から「黒山さん、トライアルも一応はレースなんだから回転も上げる時はあげるでしょう。だから、このヤマハの実績ある2stエンジン「YZ開発の時の専用オイル」の、これを使ってみたら」と、渡されましたのがこの同じヤマハ純正オイルの「ヤマルーブ2R」でした。


このヤマルーブ2Rは、きのう今日作られた目新しい新進気鋭のオイルではありません。ヤマハがYZシリーズ開発のおりだから、かなり歴史のあるオイルです。YZエンジンをアメリカで開発テスト、その時にオイルもYZ専用を作って、という正真正銘の「Made in USA]のオイルです。

ヤマハオートルーブスーパーオイルは約1,000円/ Lですが、このヤマルーブ2Rは約3,500円/ Lです。値段の差は性能の差と言いますが、まさにその通りで、どこがどう違うウンヌンの能書きは「エステルで申し上げました」ので申しません。で、一生慣らし運転ライディングでない、攻めのライディングをなさる「男道トライアル」をなさる方は、こっちの方がよろしいかと思います。

もちろん、うちの戦士の3人の子供達ライダーのバイクに使っている2stオイルも青缶オートルーブオイルから、このヤマルーブ2Rに変更しました。オートルーブオイルよりも「より安心」ですね。

(大切な事)

混合比は、以前はすべて「70:1」がよろしいと説明しましたが、このヤマルーブ2Rは世界で平均的な「80:1」がよろしいようです。でも「うちのは100:1で使える」という他のオイルメーカーもあり、また恐ろしい事に「自分は一生慣らし運転ライディングだから150:1にしている」と、まことしやかに申される民間人の方もおられますね。

2stエンジンはガソリンの中に混合しているオイルで、シリンダー内で上下往復するピストンを潤滑しているわけですが、今のシリンダー壁はツルツルしたクロームメッキではなくてニカジルメッキと申しまして、顕微鏡で見ると「ゴルフボールに付いていているような小さな半円の穴がたくさんあいているメッキ」なのです。

この半円の穴にオイルを溜め込む方式ですので、シリンダー壁のオイルの付着状況はより向上し「金属の摩耗を少なく」しています。それと、ピストンについていますピストンリングの円周隙間にもオイルが染み込みまとわりつく現象も発生していて、これは摩耗を防ぐ目的よりも「圧縮を逃さない」という目的の方が大きいのです。

この事から、金属に自分からまとわりつく性能、つまり「金属に吸着し磁石みたいな分子」を持つオイルのエステルは、能書きを申し上げるまでもありません。でも「エステルオイル」は高価だから、そこまで極限の性能を追求しない民間人ライダーの皆さんは「おばちゃんバイク用」でもかまいませんよ、という結論ですね。

(混合ガソリンの作り方と保管)

混ぜ物を作る時の基本は「原液を先に入れて、薄める液体を後から入れる」ですね。ですんで、混合ガソリンを作る時は必ず容器には「オイルを先に入れて後からガソリンを入れ」ましょう。この方式だと、混合ガソリンを作った後に「かき混ぜる」必要はまったくありません。

オイルは何でも程度の差はあれ「大気に触れさせると、大気中の水分を吸って性能が劣化する」と知ってください。ですので自動車の高級オイルと銘打ったものの中には「10万キロ無交換OK」なのもありますが「10万キロは何とかもちます」という「宣伝文句」だと理解してください。やはり2st混合オイル以外は「早い目早い目」のオイル交換がベスト。

オイルの保管は、必ずフタをして保管してください。自動車や4stバイクや、2stのミッション室オイルはブリーザホースを介して常に大気とつながっています。ですので、大気中の水分を吸って日に日に性能が劣化していっているのです。交換するための目安の距離も大切ですが、乗らなくても「交換してからの期間」も大切な目安です。

混合ガソリンの保存期間ですが、4stオイルと違って2stオイルは「混ざりやすいよう」に、荒っぽく「気化しやすいガソリンと同じ性能」を持っていると考えてください。それと随分と改善はされましたが「オイルは大気中の水分に触れると早く劣化する」のは、程度の差(ほんの僅か)はあれ今も昔も変わりません。

混合ガソリンはこうなると、当然、早く使い切ってしまわないといけないのは誰でも理解出来ます。基本的には「その日の練習で使い切るだけ」を混合して作るのがベスト。でもまあそうはいきませんので、その日に使う分よりも、少し多い目の混合ガソリンを作る感どころを身につけましょう。

それとヤマハ発動機(株)のサービスマニュアルにも書いてある通り「使い切らずに残った2st混合ガソリンは、洗い油等に使ってください。次回に乗るときは新たに混合ガソリンを作って、それを使ってください」が一番理にかなってよろしい。

●2stミッション室オイル



ヤマハの2stエンジン用ギアオイルを、以前まではずっと使っていました。このギアオイル1リットル缶も、2stおばちゃんオイルと同じく日曜大工の店どこでも約900円で売っています。「そんな安物オイルでいいの」とお思いでしょうが、鉱物油の為に耐久性はありませんが、性能的には使えます。



今回、先に説明しました2st混合オイル「ヤマルーブ2R」をテストしたおり、同時にヤマルーブブランド4st最高峰のオイルの「ヤマルーブRS4GP10W-40」も、ミッション室オイルとしてテストいたしました。イチローさん的考え方は「2stのミッション室オイルに4stエンジンオイルはあまり良くない」という思いが今まで。

これは単純に「エンジンの金属摩耗防止性能(滑らす)と、クラッチのつながり性能(滑らせない)の、相反する矛盾した性能を持つオイルは難しいだろうし、どうしても金属摩耗防止性能を優先して、クラッチは滑り傾向になる、という思い込みです。

今回、この「ヤマルーブRS4GP」をテストしてみての結論は

1.クラッチの強烈なつながり感は、新品時の2stエンジン用ギアオイルと何も変わらない。
2.強烈な半クラッチ全開の「飛びつき練習」をしていると、2stエンジン用ギアオイルの方は熱ダレして強烈なつながり感がだんだん悪くなる。でも、練習中に新品の同じ2stエンジン用ギアオイルに交換すると、元のつながり感に戻る。→手間がかかる。
3.ヤマルーブRS4GPの方は、この強烈な半クラッチ全開時のつながり感が、一日中持つというか変わらないし、交換の必要がない。

というのが、うちのテストライダーのお答えです。ちなみに、このヤマルーブ2Rは約3,500円/ Lです。まあ900円のオイルと3,500円のオイルを比較する方が、おかしいというか意味がないのですが、2stオイルの場合と同じく「値段相応」ですね。

●結論

日本には優秀な国産ブランドのメーカー純正のオイルがあるのに、何故、ブランドだけの海外製オイルを使うのか。日本人にはその体質にあったお酒や焼酎があるのに、何故、ブランドだけのウィスキーやワインを飲むのか、に近いところがあります。

以上の二つ、どちらもヤマハが販売していますが、ヤマハ発動機(株)が作っているわけではありません。ヤマハの系列会社の「ヤマルーブ」というブランドで、ワイズギアから販売されているオイルです。ワイズギアは「Y’s Gear」で直訳すると「ヤマハオリジナルの装備用具」の意味。だから「はい、優秀なメーカー純正オイルを使いましょうね」とても安心です。

ヤマルーブ2Rは「Made in USA」ですが、ヤマハ発動機(株)の純正部品ですので、国産と同じです。

重ねてしつこく申し上げます。黒山レーシングは「ヤマハの御用聞き/ちょうちん持ち」ではありません。目的にかなう品質と値段のことを考えての結論でございます。それと最初にも書きましたが「エステル」に関して、その筋の専門家にいわせると「少し違う」と思われて当然ですが、イチローさんを含めて知識に苦しい民間人皆様には「こんなもんか」の能書き解説ですので、大きな心でお許しください。

ではでは、イワシの頭も信心から、信じる者は救われる~♪ のイチローさんより

 

衰えがひどい最近の自画像 → 今はこう
 

1週間前の3月16日(火)に、毎年恒例になっている「ツバメさんが帰って」まいりました。もう20年以上毎年になりますけど、うちの工場の第一と第二のそれぞれのレーサー整備室に、いつの年も今頃、東南アジアから長い旅を経て生まれ故郷の我が家に帰ってきます。

 

そして2回の子育てをして、すべての雛が元気に育てば「1回目子育ては5羽+2回目子育ても5羽+両親=合計12羽」で8月頃にはまた東南アジアのどこかの国に旅立ちます。

 

親子合わせて合計12羽が無事に育つ確率は半々で、ツバメの天敵は「猫と蛇とカラス」と言いまして、うちの工場は山のすぐ横で「猫とカラス」は巣の位置的に襲うことは無理ですが、蛇には3回ほどやられた経験あり。それも「飛び立つ寸前」の一番ふっくらした美味しい時期を狙ってやってきます。

 

たとえ天敵に襲われなくても「病気や栄養失調や不慮の落下」によって残念な結果になる事もあります。動物園の生き物でなくて「自然の中の生き物」には、手を出さず「なすがまま、自然のまま」が鉄則で「ただ見守るしかない」のも人生ですね。

 

 

写真を見てわかる通りに、尾翼の長いのがオスで、短いのがメスです。普通はオスだけが先にやってきて工場内を飛び回り始め、何日か後に「ネェちゃん、いいホテルあるぞ」とメスを連れ込むのが手順。

 

でも今年は何故か、いきなりオスとメスの男女ペアで仲良くおいでになりました。順調にいけばツバメさん達が家賃も払わずに出て行くのが5ヶ月後の8月です。それまでの日々、毎日「ツバメさん元気!!」って天井を見上げ、家族が増えたみたいでとても楽しい毎日を過ごせます。

 

エキパイの凹みを膨らませて復活 の1では「完成写真」しか乗せていませんでした。で、凹み写真と復活写真の公開です。

 

これが陣ちゃんのスコルパエキパイ、飛びつき練習で後ろに落ちてエキパイをまともに岩に打ち付けてこうなりました。

 

実はスコルパのエキパイはステンレス硬菅のうえに肉厚が厚いので、内側からかなりの圧力をかけても、お餅のように膨れてきません。Betaの場合は鉄製で肉厚も薄いので、スコルパよりも復活は簡単できれいにできます。

 

復活完成品はこれです。まあ、自己満足的にきれいに復活しました。

 

1.凹み程度により4,000円からが凹み膨らませ復活工賃。

2.エキパイの中にカーボンがビッシリでは仕事が出来ません。まずは中身のカーボン取りをしますので、その工賃がプラス6,000円必要。

3.まあ平均的な凹みが多いので、合計工賃は10,000円と考えてくださいね。

 

送ってください。すぐに復活のお仕事にかかります。

 

〒666-0143 兵庫県川西市清和台西1-1-7 Tel&Fax 072-799-0830

株式会社黒山レーシング:開発部品製作室/黒山一郎

 

 

 

 

エキパイとチャンバーとサイレンサーは「排気3点セット」で、ごく普通に乗る分には「カーボンが溜まる」くらいで「損傷」はありません。ですが「ロックを走るとか」の練習をすると、転んでエキパイを打ち付けて凹んでしまいますよね。

 

今回はこれの凹み復活作業のお知らせです。

 

 

 

新品のようにはきれいに「丸ぁ〜るく」とはいきませんが、性能には支障のない範囲までには復活させます。

 

作業方法は定番の「入口と出口をふさいで中に高圧空気を溜め込み」→「凹んだ部分を赤くなるまで熱すると」→「お餅を焼いた時のように、そこだけ膨らんでくる」→「膨らんだ部分を叩いて修正しきれいに仕上げる」という昔ながらの手法。

 

でも「言うは易し、行うは難し」の典型で、なかなかの熟練を要しますね。

 

1.凹み程度により4,000円からが凹み膨らませ復活工賃。

2.エキパイの中にカーボンがビッシリでは仕事が出来ません。まずは中身のカーボン取りをしますので、その工賃がプラス6,000円必要。

3.まあ平均的な凹みが多いので、合計工賃は10,000円と考えてくださいね。

 

例えばBetaとスコルパとシェルコのエキパイ、どれも同じく定価で30,000円弱はしますので、1/3の値段で見かけはどうあれ新品の性能には復活しますので、こっちの方がお得だと思いますよ。

 

送ってください。すぐに復活のお仕事にかかります。

 

〒666-0143 兵庫県川西市清和台西1-1-7 Tel&Fax 072-799-0830

株式会社黒山レーシング:開発部品製作室/黒山一郎

後ろまわり、あとは純正デカールを貼るだけのところまできました。この純正デカールすべてそろい組み、がまたけっこうなお値段がするのですが、でも他のメーカーのと比べれば、まだスコルパはお安いそうです。

 

「人は見かけが90%」と申しますが、きちんとした身なりでお嫁に出したいんで、いくら着飾っても中古は中古なんですが「身なり」はきちんと仕上げています。

 

もう少しだけお待ちください。

(株)黒山レーシングが心を込めて再生している「黒山太陽(たお)くん」が乗っていましたスコルパ'19年タイプの125、もうじき完成のところまでたどり着きました。

 

前後ホイルとハブはもちろん新品で、後ろスプロケットはスタンダードの44Tで、前もスタンダードの9Tの純正仕様です。

 

細かいことですが、チェーンスライダーも新品です。スコルパのチェーンテンショナーは、取り付けハブの所に「松葉のような形をしたバネ」がついていて、これでチェーンテンショナー本体を持ち上げています。

 

こっの方式はコストダウンにはなるでしょうけど、外しにくい、給油しにくい、汚れがたまりやすい、取り付けボス部が早く摩耗する、の四重苦。だったらあっさりと「HONDA.RTLの方式がよかじゃなかとね」と「後ろから引っ張り上げる」方式に変更しています。

 

この方式の方が、取り外すのがとても簡単で「こすりあっているボス部分」のグリスアップが手軽ですね。

 

参考までに、このチェーンテンショナーの強さ加減というのはとても大切で、

 

・弱かったら「ないのと同じで、ゆるんゆるんチェーンで乗っているのと同じになり、アクセルの開け閉めと後ろタイヤのレスポンスがワンテンポ遅れて、ライディングがカックンカックンとなる」です。

・逆に強すぎたら、スタンドに乗せて後ろタイヤを手で回してみれば分かりますが、軽くは回りません。エンジンに余分な負担をかけているのと同じです。

 

だから、この巻き巻きスプリングの強さ加減テストだけで8種類くらいのスプリングを段取りしてテストし、アームを持ち上げる力と、エンジンの負担にならない、のを探し出してベストなのを採用取り付けています。

 

チェーンのジョイントの駒が付いていますが、これはスプリングの強弱を調整する目的よりも、スプリングの作動中にスイングアーム本体に擦れない、スイングアームが摩耗しない目的で取り付けています。

 

もうすぐ完成ですよ〜♪

 

 

<置き古し新品ミシュランタイヤ販売>

 

 

 

置き古し新品ミシュランタイヤの出物です。

能書きは申しません、早もの勝ち〜♪

 

→ 特価 3,500円(税別)

→ 送料こっち払いのあなた持ち

→ 富山の薬売りみたいな「信用売り」ですので、受け取り後、添付されている郵便振替用紙か指定の金融機関でお支払いください。

 

ここへへご注文を〜!! trial.kuroyama@icloud.com

 

 

 

まあ例えのお話ですが人を殴る場合に、ボクシングのジャブのように近距離からチョンチヨンと顔面に当てるよりも、大きく振りかぶって顔面ストレートで殴った方が効きますよね。でもまあ、ボクシングの場合は「大きく振りかぶってはよけられます」ので、効き目の少ないジャブでけんせいしている次第。

 

今回は、この部品の中身のお話です。

 

クラッチの切れとつながりは、以下の関係です。

 

1)クラッチポンプの中のピストンの動く距離が短ければ、クラッチコルク板とクラッチ鉄板の開く距離が少なくなり、ボクシングのジャブと同じで「操作は軽くなりますが、切れとつながりは悪く」なります。

 

2)逆にピストンの動く距離が長ければ、ボクシングのストレートと同じで、クラッチコルク板とクラッチ鉄板の開く距離が多くなり「操作は重くなりますが、切れとつながりはよく」なります。

 

という事で、ダイアフラムタイプでない「巻き巻きスプリング」を使っているオーソドックスなクラッチシステムのBetaは、この1回のクラッチレバーを引く事により「どのくらいクラッチピストンが移動するのか」が勝負の決め手。

 

閉じ込められた空間の中でのオイル移動の「パスカルの原理」ウンヌンという難しいお話はパスして、ピストンの径が大きければボクシングのジャブのように「軽いタッチですが効きが甘い」で、径が小さければ「重くなりますが強烈に効く」と思ってください。

 

BetaMotorのBeta-EvoであれBetaRev-3であれ、新車のスタンダードのクラッチポンプのピストンは「φ28」が新車にはついています。で、少しクラッチが重くなっても構わないので「切れとつながり」が、もう少しパンチの欲しいライダー用にオプションとして「φ27」が純正部品として販売されています。参考までに全日本ライダーは皆さん、このφ27ですね。

 

だから、好むと好まざるとにかかわらずBeta純正パーツのクラッチポンプは「φ28とφ27」しかありませんので、このサイズを使うしか選択の余地はありません。

 

黒山健一選手はBetaMotorの契約ライダー時代に、たくさんの径のクラッチポンプピストンのテストをしました。で、まあこのへんが民間人ライダーにはいいだろうとなったのが「φ28とφ27」の2種類です。

 

上はφ30から下はφ24まで0.5刻みの径のピストンをテストしました。結果、φ24なんてむっちゃ重いけど「切れとつながり」は群を抜いていて、φ30は小指で操作できるくらいに軽いけど「切れも悪いしつながりにパンチ」がありません。

 

さて今回のお話の本題、Betaに乗っている皆さんにもう時効だからバラしてもいいけど、ランプキンも健一も「φ26」で乗っていましたので、一度「φ26のクラッチの世界」をお試しあれ、というのが本題です。

 

当時のBetaRev-3も今のBeta-Evoも「クラッチポンプピストン」にバックアップスプリングを使うは、その発想もなかったようで使っていませんでしたし、今でもBeta車にはこのバックアップスプリングは使っていません。

 

ですが今現在「バックアップスプリングの有効性」が認められて、うちにあるBeta-Evoに「バックアップスプリング付きφ26クラッチポンプピストン」を付けてテストしてみますと、理論的には重くなるはずなんだけど、バックアップスプリングのせいかそうは重くならずに「切れとつながり」だけがφ27よりも体感的によくなります。

 

ちなみに新製品をテストする場合、一番大切なのは「テストライダーの質レベル」ですね。3メートルの高さから飛び降りても大丈夫な前後サスペンションをテストする場合、1メートル以上は怖くて飛び降りられないイチローさんが、1メートル限界でテストしても意味がないのと同じです。

 

BetaMotor契約時代にBetaMotorが作った試作の「φ26のクラッチポンプ本体+クラッチピストン」をまだ隠し持っていますので、これと同じものを採寸して丁寧に製作いたしました。と同時に「+これ用の2種類のOリング+バックアップスプリング」も用意いたしました。

 

・φ26のクラッチポンプ本体 *外部の本体は良い中古品ですが、中身のシリンダー部分は新品です。

・φ26のクラッチポンプピストン *もちろん新品です。

・φ26用の2種類のOリング →スペアも欲しい方は2本セットで+800円

・巻き巻きバックアップスプリング *絶対に折れないのでスペアは必要なし。

 

の4点セットで、一度お試しあれ18,000円(税別)でいかがでしょうか。

 

このセットを買ってお試しをいたしましたけど、やっぱり元の方がいい方には「すぐに元の状態」に戻せるのがよろしいですね。投資の18,000円は「授業料、勉強代、投資」としておあきらめいただくか、誰か他のBetaライダーにお譲りください。でもこのφ26の「切れとつながり」を知ってしまったら、もう元には戻せませんよ。

 

なんで当時のBetaMotorは、当時からランプキンも健一も使っていたφ26を市販車では採用しなかったのか。これは多分、今になって思うに「バックアップスプリングの存在がなかった」からではないかと考えます。このφ26とバックアップスプリングは見えない秘密の部分だけに、BetaMotorのワークスライダーは今現在使っているかもしれませんが、これは分からずです。

 

ご注文は trial.kuroyama@icloud.com へお願いいたします。

 

〒666-0143 兵庫県川西市清和台西1-1-7 Tel&Fax 072-799-0830

株式会社黒山レーシング:部品製作室/黒山一郎

 

 

<'19年型スコルパ125を新車同様に再生して大放出!!>

 

少しずつバイクらしくなってきています。各種配線を必要最低限の長さにして、綺麗に整理整頓してタンクの下に収めます。

 

配線を含め、まずは電気系を完成させます。CDIユニットもつきました。キャブレターも付いてアクセルワイヤーは新品をつけています。やっぱり新品ワイヤーは、アクセルがビックリするくらいに軽いわ。

 

クラッチポンプが下側に見えていますが、ポンプピストンはもちろん純正ではなくてオリジナルの2本Oリング付きのアルミ削り出しピストンで、バックアップスプリングも純正の板バネよりも「切とつながりのメリハリ」がある「クラッチらしい」巻き巻きスプリングを使っています。

 

スイングアームもつきました。リアクッションとリンク周りをつけてまでいきますと、あと完成までもうひと踏ん張りです。キャブレターのインポート側には、作業中は必ず蓋をしておくのは担当メカニックの鉄則です。

 

でも向こうの履物の整頓がなっていないのは、以後、気をつけましょうね。履物順番ならべ係の、メカニック見習いの陸くんの責任です。

 

少しづつ完成していきますので、またのお楽しみに〜♪