スティングのライブは1988年10月の東京ドーム以来30年ぶり。あの頃私は大学生でした。
今回のチケット代は当時の2倍はしたと思いますがガッチリ満席。観客は老いも若きも男女もバラバラ。
世界中でソロアーティストで1億枚は売ってるスーパースターですから当然でしょう。グッズ売り場もパンフレット売り場も長蛇の列でした。1万人しか入らないハコでやるのはもったいないよね。
来場した皆を喜ばせたのは海外アーティストでは珍しくないのですが''スマホ撮影OK(録音NG)''。こんな時に限ってアリーナなのに席がものすごい遠いのよ残念。
ツアーメンバーは、スティング作品ではおなじみのセッションギタリストのドミニクミラーのほか、ものすげえ業師ドラムスのジョシュフリーズ http://taikomochi1019.hatenablog.com/entry/2017/05/23/010000 、そのほかシャギーのバンドからバックボーカル2人+キーボード。ベーシストはあくまでスティングが務めてました。
セトリはばらしませんが、2枚組''My Songs''に収録されていない曲だけあげると、every little thing she does is magic, if you can't find love, wrapped around your finger, roxanne、king of pain,それにwhenever i say your name ,でした。メアリーJブライジがどうこうて紹介された女性ボーカルがやたらソウルフル。
もともとMy Songsの選曲がポリス半分ソロ半分と、古いファンも新しいファンも両方よろこぶものだっただけに、それに上記の曲を加えてるとこなんざたまらんよね。80年代MTVから視てきた私みたいな輩には。
印象に残ってるのは、曲名は出しませんが初っ端から「僕はSOSを世界に流そう!!」と皆が叫ぶファン心理を踏まえた選曲。まさかポリスからはじめるとはね。NYの英国人はサックスソロ無しでドラムブレイクが繰り返され、ジョシュフリーズのテクニシャンぶり満載。月の上を歩いてでもめちゃドラムが派手でしたし、間奏でボブマーレーの''get up,stand up''にあわせてスティングが歌ってました。あと魔法と月の上を歩いてでは''yeah-oh''やたら煽られたなあスティングに。70歳近くなのに、声が張ってるしでかいんだよスティング。
大麦畑ではラップやってた黒人がやたらうまいボーカルを披露してた。指の廻りの曲はレゲエ崩れのヘンテコなアレンジでしたわ。逆に砂漠のバラは妖しげな中近東アレンジが原曲よりもさらに徹底しててよかった。
時間は1時間半と短かったですが、ずっと立ちっぱなしで大満足でした。トリビアですがgene pitneyのevery breath i takeというオールディーズがあります、プロデューサーがフィルスペクター。
ちなみに福岡でライブした理由はぜったいにラーメン食べたかったからに違いない