山下達郎 performance2018 in福岡サンパレス | 福岡の弁護士|菅藤浩三のブログ

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まだチケットをとれたことがなかったタツローのライブ、初めてチケットゲットできました。
 サンソンを毎週ではないけれど、ときどきは聞いて、オリジナルアルバムは全て持ってるそれなりのタツローファンを自負する私にとって、邦楽では生涯ベスト1といえるライブでした。

 客席を眺めると満席で、立見席もギッシリでした。ツアーのオーラスが福岡だったそうで。年齢層は若い人も2割くらいはいますが、私と同世代以上が半分は占めていたのではないでしょうか。
 ホント立見席でなくてよかった、福岡市内に自宅があってよかったと心から思った理由は最後に述べます。

オープニングは、印象的なタツロー自身のギターカッティングで始まるスパークル。

 でもあれ?誰も立ち上がらないぞー、なんでなんだ。皆ご老体だからか。。。
 と思ったのは私の勘違いで、タツロー自身が「僕は最初から総立ちのコンサートは嫌い。何も聞いていないのになんで立てるんだい」とかラジオでむかし呟いてたそうで、ファンもそれを理解してるんですね。私は浅いファンのようです。

 選曲は3枚組のベスト盤OPUSからが半分弱程度で、あとはサービス精神満点のタツローらしい選曲。
個人的にはシカゴソウルのテイスト満点の、ウィンディ―レディーやソリッドスライダーをやってくれて満足。ウィンディ―レディーはダウンタウンと同様、シュガーベイブ時代に作ってたとはね。
 しゃべりもサンソンの拡大バージョンみたいで耳慣れたトークの感じが心地よい、タツローて池袋出身だし、古典落語好きですよね、しゃべり方でわかる。


 であえてベタの洋楽カバーを唄ってくれたのですが、歌う前に「1960年代半ばに販売されたときはアメリカのヒットチャートでナンバーワンをとりながら日本ではほとんど誰も知らなかった。でも1980年代に映画の主題歌になりタイトルにもなり、誰もが知るナンバーになりました。中学生の時からずっと憧れて真似して歌っているので、日本で一番この曲を歌わせたら上手いです」と説明。
 私はこの説明で歌う前に何歌うかわかりました。ロイオービソンのプリティウーマンです。たしかに、本家のロイオービソンもデイブリーロスも凌駕してダントツにうまいタツロー。

 2019年こそは新作アルバムを出す(空手形にならんといいけど)ということで、ナミヤ雑貨店の奇蹟の主題歌リボーンと、未来のミライの主題歌ミライのテーマも歌ってくれました。
 キーボードとサックスのみの弾き語りでやってくれたのはシャンプー。これはマジよかったなあ。
続いて1人ゴスペルコーナーではボビービントンのブルーベルベットと、鈴木雅之に提供したおやすみロージー。続けて秋だけど、超定番のクリスマスイブ。
 シュガーベイブの頃の今日はなんだかに続けて、レッツダンスベイビーが始まると皆立ち上がる。あ、これもファンのお約束なのね。「心臓に指鉄砲」の場所でいきなりクラッカーがバンバンなってビックリする初心者の私。これもお約束なんだ、、、

 続けてタツローがジャニーズに提供した曲のセルフカバー、今回は近藤真彦のハイティーンブギでした。ものすごいレンジが狭くて、マッチの歌唱力にわざわざあわせた作曲をした、山下達郎のプロの裏方ぶりもうかがいしれる。しかしセルフカバーするなら、キンキキッズのジェットコースターロマンスがもっともよかったのに。

 続けて私が「フィルスペクターがウォールオブサウンドでポリリズムをやったらこうなる」と感じてるアトムの子、ラブランドアイランドで終わる。ラストのラブランドアイランドではタツローはマイクなしでステージの後ろから生声で福岡サンパレスの奥まで届くほどの伸び切った声でしめる。
 すげえすげえすげえ~~、65歳前期高齢者に達したそうだが、ずっとそばにいる竹内まりやが「若いころよりも今の方が声が出てる」というほど。伸びはあるし、高い声から低い声まで縦横無尽。


 この時点で既にライブ始まってから2時間半を優に超えてます。しかし、ファンは貪欲で残酷です、前期高齢者のタツローにアンコールをリクエストします。アンコールでは定番のライドオンタイムのほか、ライブアルバムでしか聞いたことのない、アン・ルイスに提供した恋のブギウギトレインまで披露してくれました。

 そしてコンサートが終わった時点では始まってからほぼ3時間半近く経っていた。遠方に住んでいるだろう人が電車やバスの関係でアンコール途中で帰っている姿がちらほら、可哀想だったなあ。あと立見席の人は3時間半も立ちっぱなしだったわけです。

 最後に、タツローがトークの際にちょっとだけ物販の話をしてましたが、その際に勧めた商品がなんと竹内まりやのニューシングル。いやー夫婦仲良しなんだね。まプロデューサーがタツローなので自分の作品でもあるんですけどね。

 それから、ツアーメンバーも超一流を囲い込んでることを紹介してこの記事を終えます。音にこだわる職人肌のタツロー、そりゃドームや野外で演奏しないはずだね。ただの一流と違うのが、それぞれ指名を受けソロで作品を販売できるほどのスタジオミュージシャンをツアーにつれまわっていること。
 30年前のNHKベストサウンドで中村あゆみと出演してた頃から好きだったキーボード難波弘之、松たか子の夫であり藤井フミヤのトゥルーラブや小田和正のラブストーリーは突然に、などあまりに著名な名イントロを弾いていた佐橋佳幸、そのほかに「えらくバタ臭いなあ。マイケルブレッカーかケニーGか」と完全に勘違いさせられたサックスの宮里陽太(あとで調べたらアメリカで外人とばかり組んで何枚もアルバム出してるらしい。なるほどそういうルーツだ)、誰も彼も彼女も超一流のミュージシャンそろい。
 しかもタツロー自身がカッティングの超名人だし(他人の作品にギタリストとして参加した際も素晴らしいサウンドを示すことは坂本龍一の音楽図鑑で証明済み)、ボーカルも創作力も超一流としてる。
 信じられないけど、CDよりもライブの方が音質が上と思うこともときどきありました、まるで六本木ピットインのライブアルバムのごとき若々しさでした

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