法律事務所の規模と68期採用数の微妙な差(上位ベスト10) | 福岡の弁護士|菅藤浩三のブログ

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 登録してもいないのに無料で送られてくる月刊弁護士ドットコム6号に興味深い数値が載っていました。<事務所規模上位100事務所の68期採用状況>というものです。
 現在の大規模事務所の順位が数年前のそれと一致しているわけではないのですが、ベスト100を並べるとしんどいので、ベスト10に限って紹介します。
 なお( )は68期採用人数です。

   <事務所規模>
1、西村あさひ 511(35)
2、アンダーソン毛利友常 398(45)
3、長島大野常松 356(26)
4、森濱田松本 348(26)
5、TMI 350(27)
6、アディーレ 160(26)
7、シティユーワ 138(7)
8、大江橋 125(9)
9、ベーカー&マッケンジー 107(5)
10、ベリーベスト 104(27)

  これを事務所規模ベスト10ランク外も含めて、68期採用人数のベスト10に並べ替えたらどうなるかというと

  <68期採用人数>
1、アンダーソン毛利友常 (45)
2、西村あさひ (35)
3、長島大野常松 (27)
3、ベリーベスト (27)
5、森濱田松本 (26)
5、アディーレ (26)
7、TMI (22)
8、大江橋 (9)
8、虎の門法律経済 (9)
8、響 (9)

 ちなみに、虎の門法律経済は在籍70名で13位ですが、響は在籍23名で69位です。参考までにALG(旧名アバンセ)は在籍49名で18位ですが、68期採用数は3名です。
 広告費をふんだんに使って、かつてからマチ弁が取り扱ってきた仕事を一斉に集める類の法律事務所をニューウェーブと俗に読んでいますが、事務所規模のベスト10にニューウェーブが2つ、68期採用人数のベスト10にニューウェーブが3つあがっています
 特に響は在籍人数の40%が68期という想い切った拡張を選択しているのが眼を惹きます。ベリーベストがこの採用スピードを数年維持したときには事務所規模でアディーレの次に来ることになるんですね。
 意外だったのが目立つアトムが事務所規模のベスト100に入っていなかったこと。2017年には入っていそうな予感がしますが。

 こういう統計は、企業法務に特化していないマチ弁の未来を予測するうえで極めて有意義だと思うのですが、毎月何万円も会費を強制徴収する日弁連からでなく、タダで、弁護士ドットコムからこういう情報が、法律関連書籍の充実した紹介も含めて提供されているという点も個人的には気になるところです。弁護士会費がマチ弁にとって具体的な役に立つ情報を提供していないともいえるので
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