昨日から期間2週間限定の、劇場限定のロードショーです(TV放送・DVD・ネット配信一切なし)http://www.beatchild.jp/
深夜23:40開始2:20終了のレイトショーを1人で見てきましたよっ
深夜にもかかわらず大行列があって、「これは何の列?」とスタッフに尋ねたところ、同日劇場公開の《魔法少女まどか☆マギカ
》の観客でした。
その手は全く見たことが無いのですが、今どきの関心はこっち方面の方が圧倒的に多いんですね、知らんかった。グッズも圧倒的にそっちのものばかりが売れまくってた様子。とはいえ、真夜中ながらBeat Childも4割ほどの入りでした。
さてさてBeat Child1987に話を戻しますと26年前の夏休みの終わり、阿蘇の外輪山にあるアスペクタが舞台のオールナイトライブが開催されました。
出演アーティスト10組のうちソニーに所属していないのはブルーハーツ・レッドウォリアーズ・BOΦWYの3組。80年代後半のJ-ROCKでのソニーの勢いをうかがわせます。
最初の40分ほどは、リハーサルの様子だったり会場に集う人たちの移動のさまをコラージュしたものですが、緑色の公衆電話に観客が並んでいたり(当時は携帯電話もなかったからねえ)、男性の髪型は若かりし玉置浩二だったり、渡辺美里が飲んでいたお茶の容器が駅弁のポリ容器だったり(当時はお茶のペットボトルがなかった)、80年代を懐かしませる映像でした。
80年代後半のJ-ROCKといえば、TBSザベストテンには売れっ子アーティストは出演しなくなっていた時代。
たしか今回の10組のうち生出演経験があるのは渡辺美里(マイレボリューション)とHounddog(浮気なパレットキャット)しかいないのではないかな。
映画の出演順はブルーハーツ→レッドウォリアーズ→岡村靖幸→白井貴子→Hounddog→BOΦWY→ストリートスライダース→尾崎豊→渡辺美里→佐野元春の10名。80年代後半にティーンエイジだった自分は、どの人もこの人もリアルタイムで知ってる曲がテンコ盛りでした。
87年8月というとアルバムでいえば、ブルーハーツと岡村靖幸は同年にデビュー(!)、レッドウォリアーズは2ndを出したばかり、渡辺美里は3rdを出したばかり、ストリートスライダースと白井貴子とHounddogはベテラン、尾崎豊は3rdを出して無期限活動停止中の頃、佐野元春はcafe bohemiaの後で、そしてBOΦWYはサイコパスを販売する直前です。いずれのアーティストも、まさに旬又は伸び盛りの頃にあたってるんじゃないでしょうか。
雨が土砂降りに変わるのは白井貴子のときで渡辺美里までそのどしゃ降りはつづきます。時間でいえば6時間くらいでしょうか。そりゃ500人以上が低温症で救急搬送されるはずです。よくも主催者も中断しなかったもんです、今なら続行判断したら訴訟沙汰も必須ですよね。最後の佐野元春のときは会場で疲労困憊で眠っている観客もいっぱいいました、それだけ凄まじい土砂降りだったのです。
器材の豊富さも含めて一流のアーティストの連続演奏は時代がシンクロしていることもあって全く飽きが来ない。土砂降りで演奏している様子は以下の2枚の写真でもよーくわかります(後ろ姿なのに誰か分からせるあの彼は、やっぱ凄いかっこいいです)
個人的には演奏中にギターが逝かれる中で顕れた白井貴子のプロ根性、レッドウォリアーズのステージングの上手さ、岡村靖幸の変わらぬ変態チックなダンス(笑)、ブルーハーツのヒロトのピョンピョンボーカルとマーシーの1本とは思えない分厚いギターサウンド、土砂降りで髪の毛が立たないBOΦWYのLIVE映像、いろいろ見どころはありましたが、やっぱり尾崎豊のステージがよかったな~
本当に劇場限定になってしまうのか(もしそうだったら残念ではありますが)、そうなってしまってはもう見ることはできません。80年代後半に青春を送った人はぜひ公開中に見に行くべし。演奏が始まってからは最後まで飽きることのない、あっというまに時間が過ぎるトキを保障します
PS:ラストのプロデューサーのオチはよかった♪あと、土砂降りでも花火とか送り火とかできるんですね、知らんかった
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