女性の性犯罪被害予防策(屋外)を幾つか紹介します | 福岡の弁護士|菅藤浩三のブログ

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福岡若手弁護士のブログ「ろぼっと軽ジK」は私です。交通事故・企業法務・借金問題などに取り組んでいます。実名のフェイスブックもあるのでコメントはそちらにお寄せ下さい。

 アバンティ福岡2013年8月号に特集が組まれてました。福岡県内での2012年性犯罪被害のうち、やはり夏の性犯罪が相対的に多く、場所も道路上が4割、屋内が3割という統計が出ています。予想とおり、屋内屋外を問わず夜間の頻度が昼間の数倍に及んでいます。
 
 女性読者の予防アンケートに対して、元県警の警察官がコメントを入れていますが、なるほどと思う点があったので、私なりに少し変容させて紹介します。

・部屋ドアの手前で早めにカギを準備し、ごそごそと探さず、速やかに部屋ドアを開けて、入ったらすぐに施錠する。
←よい対策です。中高層階であっても、あえて無施錠や人気のない空間で待ち伏せする犯罪者もいますから。

・何かあったらすぐTELができるよう、片手に携帯電話をもって歩く。
←携帯電話をたとえ片手にもっていても、不意に襲われたとき、咄嗟に連絡をできるはずがないです。むしろ防犯ブザーを片手に持って歩くほうが効果的です
 また、携帯電話を手に持っておくなら110番は短縮ダイヤル設定しておいてください。

・背後から自転車やクルマが近づいてきたら、立ち止まり後ろを振り返って油断しないようにしています。
←自転車やバイクだと荷物をひったくる強盗がありますし、クルマだと女性ごと複数で車内に引きずり込む手口もあります。ですから、立ち止まるのではなく、民家や電柱の陰に隠れたり、路地に入り込んで身を隠すことが効果的です

・明るい道や人通りの多い道を選んで通る。
←よい対策ですが、住宅街ではそれを充足しないことが多いです。ですから、あくまで繁華街でしか利用できないことはお忘れなく。
 特に、最近は音楽を聞きながら、メールをしながら歩く人が多いですが、犯罪者が近づいても気づきにくいので、なるべくなら避けるか、止めないのなら防犯ブザーなど即効性のある対策を常に備えておいてください

・もし何かがおきてもTELしている人に気づいて110番してもらえるよう、人とTELしながら歩く。
←たとえTELの相手が異変に気づいても、被害の場所をすぐ伝えられない限り、貴女を助けるために警察がその場にすぐ出動することはできません。むしろ犯罪者が至近距離に近づいても気づかず危険です。TELしたいのなら後方に気を配りながら足早に歩き、目的地についてからゆっくりTELをかけるようお勧めします。

そのほかの留意点が福岡県警の性犯罪被害予防 のウェブサイトに載ってますので、修羅の国(爆)に住む福岡県民の女性も、他県の女性もぜひご自分の日常行動に1つでも2つでも取り入れておいてください。
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