回転寿司の科学(心理学と経営学から) | 福岡の弁護士|菅藤浩三のブログ

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 日本の子どもの好物ランキングトップ3は、長い間、ラーメンラーメン・カレーカレーライス・ハンバーグ豚カツでしたが、平成のロストディケイドに入って以降、トップ1はお寿司寿司が不動を占めるようになりました。
 変わった原動力はそう、回転寿司の普及です

 2013/1/5所ジョージの目がテンで特集されていました。放送前から知っていることも知らなかったこともありましたが、ある商売を学問的に分析してみると、ほかのいろんな商売にその知識を応用できる可能性があります。

 そこまで難しく考えずとも、親子で会話のネタにしてもよいかも。
 私にとっては、飲食店は旨いものを安く提供すれば成功する」という漠とした抽象論でなく、成功している業種は科学的に成功するために密かに知恵を絞っているのだなと得るところのあった番組でした。


Q1:原価率が高いネタのトップ3は?
Q2:どうしてあんな安い値段で提供できるの?
Q3:カウンターから直接職人が握って渡す店でも、お寿司くるくるしているのは何のため

Q4:3連続してとか、同じ商品が続けて流れてくるのはなぜ?
Q5:
理想的な回転スピードは?
Q6:回転寿司初デートに最適な飲食店?


A1:1位ウニ、2位マグロ、3位アナゴ(某チェーン店の回答)

A2:材料原価は削れないので、握り手のロボット化など人件費を徹底的に削っている。たとえば200席ある店をわずか5人のホールスタッフで回していた(同上)

A3:回っていない場合に比べて寿司を余計にたくさん食べてくれるから(2つとも実験アリ)。
 たくさん食べる理由2つを、学者が説明していました。
人間の狩猟本能(目の前で動いている食べ物を見ると、目で追って、食欲を刺激されてつい手を出したくなる)に訴えているから
②人間の競争本能(回転寿司の場合は、狙っていたネタを隣の人にとられることがあり、とられまいと刺激されて、つい手を出してしまう)に訴えているから

4:バラバラにネタが流れていると、見逃してしまったり、気づいても手を出すのが遅れて、取り損ねてしまい、結局、寿司を食べる量が減ってしまうので(実験アリ)。

5:秒速4cm。これより早くなるとネタをとり損ねやすく、これより遅くなると待っている間に鮮度が落ちるかのような錯覚に陥る(実験アリ)。

A6:初対面でも会話が弾みやすいようだ(実験アリ)。
 理由は、タッチパネルを押したりお店にいろいろな仕掛けがある、他の飲食店ではオーダーは最初のみだが回転寿司は何度もオーダーの機会があって、好みなどお互いの情報を知る機会がより増えるなど。
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