1、ストレスを乗り越えられた要因・・・配偶者(26%)・同業者(17%)・他業の友人(17%)。カウンセラーはわずか4%
自由記載欄には子供の存在の回答が6名いた。また、趣味・運動・休息・事件の解決・時の経過・気持の切替のほか、事務所移籍も問題解決の手法になっていた。
⇒子供の存在は、仕事との両立が大変でストレスの原因でもあるが、いやしになっていることも示してます。時の経過は意外と有用です。
また、人間関係がストレスの最大の要因なら、事務所移転がストレス解消の手法になるのも、言われてみれば当然のことですが、事務所移転は結構手間暇お金を食うんですよね、。
2、ストレスを貯めないコツ・・・睡眠(21%)休日(18%)趣味(17%)がトップ3。相談できるカウンセラーを持つは男女ともにわずか1%
⇒次の自由記載欄をみると、弁護士といっても一緒くたでなく、人それぞれの性格にマッチする方法を探すのがよいという意味で、参考になるのではないでしょうか。運動が不得手な人は運動で解消するというのは合わないでしょうから
・共感できない仕事を受けない
・許容量を超えて仕事を受けない(=自分のキャパを正確に知る)
・完璧を目指さない
・依頼者との関係に距離をとる
・困難事件ほど早期に着手する・・・言うは易し、行うは難し、かな
・ミスに気づいたら早めに対処する
・ケース検討を通じて改善点を見つける
・ハートを図太くする・・・腹回りを図太くする、じゃないですよ
・弁護士の限界を自覚する
・過去の成功を思いだして自信を保つ
・職場で愚痴をこぼして気を楽に保つ
・旅行や飲酒や家族との触れ合いなど、私生活を充実させる
3、弁護士会へのメンヘル維持のためのサポート要望
⇒後半になるにつれて「弁護士自治を弱体化させてでもいいので、お金や時間の負担を減らしてくれ!」というコメントに見えてなりません。
根本的には、弁護士をめぐる経済環境が悪化するにつれ、メンヘルも維持しにくくなっているということでしょうか
勤務弁護士は「仕事量の調整」「雑務からの解放」「ノルマの軽減」「会務活動への理解」「休みがとりにくい」「長時間労働の改善」とか、ブラック企業でまるで働いているみたいなこと書いてるし
なお大阪弁護士会は会員弁護士を対象に、臨床心理士が電話相談に応じる取り組みを開始したようです
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120816/waf12081621130023-n1.htm
・メンヘルについての研修実施
・(士業のストレスに詳しい)カウンセラーや病院の紹介
・月々の弁護士会費の負担軽減
・懲戒請求や業務妨害を受けた弁護士へのサポート
・多重会務の解消や全会員による公平な分量での会務負担
・シンポなど行事の開催曜日や、会務の実施時間への配慮
・国選困難事件における複数受任の承認と辞任要件の緩和
・弁護士相互の悩みを共有できるシステムの構築・・・甘え過ぎ
・先輩弁護士が蓄積した経験の交流や普及
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