週末の試合であったボードをいくつか紹介します。
KQTxx
Q9xxx
-
KJT
x
AKJxxx
JTxx
Ax
上から、フリーランで1S-2H-4D*-5C-5D-6C-6H///
となって、鉄板の6Hにたどり着きました。
結果としてはよかったわけですが、STの方法を検討した結果、結構難しいということがわかりました。
4Dのスプリンターを聞いて、Sの目から見て、NにSAかDボイドがあれば6ができそうなわけですが、RKCBするとSAがなくてDボイドの人が果たして0キーでも5NTというのかどうか疑問なので使えない。ならばと5Cでキュービッドすると、今度はSAを持っているがDはシングルトンの人が5Hを超えるのか、という問題が出てきます。
たとえば、SAJの5枚、HQの4枚、Dシングルトン、CKJxの人は、SKがないことを知っていても6Hを置くべきなのかという話で、結論は出ませんでした。Sのハンドから見ると、CKがない場合SでCを消す必要があるので、SAKまたはSA+CKで6に行ってくれれば十分と考えれば、5Cというのが良さそうに思えますが、詳しい人にぜひ教えてほしいと思います。
次はこのボード。
AJTxxxx
xx
xx
KQx
KQx
Axx
Kxx
JTxx
ビッドはフリーランで、Nから1S-3C*-3S-3NT-4S (3CはS3枚サポートのINV以上)
リードはDQ。ダミーからスモールを引いて、続くDJにもスモールを引いて、3巡目もDが来たのでC負けに行ってメイクしました。
3巡目にHシフトしていれば落ちているわけですが、Eに座っているのは後輩の小林君なので、「これはプッシュかもねー」とパートナーの矢田さんと話していました。
スコアを合わせると、やっぱりプッシュ。
「Hシフトできなかった?」「いやしました。」
どういうことか。なんと小林君は3巡目にシフトしたのに、CA負けに来られた時Wの日野君はまさかのDA。ラフされてジャストメイクしたらしい。
後輩のいいディフェンスと、同輩のいもに二度びっくりですね。
最後にこのボード。
Kx
Txx
AKx
JTxxx
AQ
AKJxx
Qx
xxxx
ビッドはフリーランで、Sの僕から。
1H-2NT*-3H///
いもりました。
2NTはH3枚サポートのINV以上です。僕はちゃんとアラートをだし、右の人は何も言わずパス。
よくあるジャコビー2ntだと思われてるんだろーなーとか思って(僕たちの約束ではそれが2Sに入っています)、だったらマキシマムだしスラムが近い、最強の3Hリビッドをすればいい→3H.
本来なら僕は3C(ART FG)と言わなければならないのに、謎の思考回路が組み立てられてこんなことになりました。
当然鉄板も鉄板なので、10とられ。すみませんでした。