関東土木保安協会です。
大きく変わり続ける渋谷駅。
渋谷駅改良工事の進捗を更新するのも前回から1年以上が経過してしまいました。
2023年1月の切替により、JR線の渋谷駅改良工事はいよいよ最終ステップへと向かい、最後の大変化を遂げようとしています。
その直前の2022年12月の様子を記録してきましたので、アップしたいと思います。
いつもの日課であった3,4番線ホームの北端から記録を始めます。
上部の構造物が少し目立つかな、という程度で大きくは変わらないように見えました。
振り向いて1,2番線側です。
東急の東横店が解体されてしまい、視界が大きく開けました。
可愛がっていたキメラ橋脚達。
前回の工事後も残り、既存の駅舎を今も支えています。
板についたどころか、前の姿を思い出せないくらいに馴染んだ、線路移動&ホーム拡幅後の2番線。
一時の埼京線側と段違いの姿は面影もありません。
ホーム南端を進み、新南口連絡通路へ来ました。
思えばここ辺りが、昔の3,4番線ホームの北端なんですよね。
頭上の構造物の壁面のギザギザが、昔の東西自由通路の階段の遺構だなんて、どれだけの人が覚えているでしょうか。
通路は新南口があるためまだまだ残っています。
その通路に突如として現れた苔。
「渋谷駅0番線」のキャッチコピーの下で、寄り道をして緑に触れゆっくりな時間を設けようという企画が行われているようです。
新しいビジネスでも始めたのかな?とも思わせるこの眺めですが、実際の狙いは真逆で、仕事のことなんか忘れて、苔でも眺めて寄り道してきましょうよ、と言っているのでしょうね。
散水器まで設置され本格的で、美しい明るい緑色に癒されます。
こちらには壁面ペイントと観葉植物が。
その昔、この離れたホームを利用する忙しい乗り換え客は、離れ小島へ向かうこの長い連絡通路を、一分一秒を争うかの如くせかせかと通り抜けたのでした。
そして時代は変わり今。
乗り換えは全く不便でなくなり、通路には緑があり寄り道しましょうよと投げ掛ける企画すら行われています。
新南口の改札下には改札階とを結ぶエレベーターがあり、この辺りは仮囲いはそのままに当時の姿のまま残っていました。
次は今回の主役の一人、2番線ホームを見てみましょう。
<参考>
・JR東日本:渋谷駅改良工事のお知らせ(pdf)