関東大好き。
関東土木保安協会です。
江東線ドナウの次に、偶然ながら89号のドナウ鉄塔の記事となりました。
群馬変電所の高崎線1号を見に行った後に北へ歩いていると、二段重ねのドナウ型の鉄塔が目に入りました。
下へ向かってみます。
電圧が上の2回線送電線と、4回線送電線が交差しているんですね。
手前より続く下段の4回線は、プレートより66kV井野線/新前橋線というようです。
こちらの井野線9号は途中で主材が垂直になっていますが、ここで嵩上げしていますね。
そのドナウ鉄塔との間に見える宅地化対策でしょうか。
▲奥に下段だけドナウ鉄塔が見える
鉄塔は上越幹線89号でした。
上の154kVは上越幹線だったんですね。
6回線を支持しているためか、根開きが広めのどっしりとした構えです。
▲上越幹線89号(1983/4,55m)
高さが55mとの事ですが、ここでも航空法の規制の話が出てきますね。
仮に井野線と新前橋線を通常の垂直配列で構築しようとすることも可能だったのでしょうが、そうすると恐らくこの高さ制限に引っ掛かってしまうのでしょう。
66kVの4回線側をドナウ型とすることで、通常の鉄塔としてクリアしたのだと思われます。
高さを抑えたい時のドナウ型鉄塔。
横に広がるか。縦に伸びるか。
面白いですね。