関東土木保安協会です。
栃木県栃木市と壬生町。県央を流れる思川がその市町境目となっています。
この川に雷電橋という橋が架かっています。
雷電橋は1969年竣工です。
この橋は半世紀前の橋がゆえに配電線路を橋の下に収容できないらしく、配電線が架空で、しかも鉄塔で橋のすぐとなりを渡河しています。
上写真がそれです。
電柱の配電線路が鉄塔化によりロングスパンで飛ばせるようになっています。
前に長野は上田市でもこんなのを見ました。
あちらはドナウ型だったですが。
下写真が配電線側の拡大です。
こちらだけ見ると変ではないのですが、3相2回線装柱を独立した1回線装柱で並列に変える辺り、いかにも渡河します、といった感じでしょうか。
ごく一般な現在の橋ですと、この辺りかもっと橋寄りで地中からの立ち上り線へ繋がりますよね。
こちらは鉄塔です。
高さは25m程度はあるでしょうか。
結構立派な鉄塔です。
現在建てられる橋であれば、橋桁側に配管が埋め込めるようになっており、橋の下に配電線や電話線を敷設できるようになっているのですが、そうではないためこのような取り回しなのだと思われます。
橋の建て替えなどあれば無くなってしまうであろうこのスポット、いつも当たり前に見ているうちに記録と思ってやって来た次第です。
では、次の記事で橋の方も少しだけ紹介しましょう。