超土木的有益慈善奉仕無許可非公認団体、関東土木保安協会です。
毎4半期に季刊として発表される鹿島建設の広報掲示「縦貫かわら版」ですが、冬版を記録していませんでしたので見に行ってみました。
12月に出ている筈ですから、私もチェックが杜撰ですね。。いや取材の愛が無くなった訳ではないんですが。。。
行ってみると、掲示版にはしっかりと最新版が貼ってありました。
▲縦貫かわら版2013冬号
主の記事は、龍閑橋と本銀橋の架道橋の竣工によって、縦貫線が鉄道橋として東京から上野まで結ばれたという事でした。
架設機の撤去を行ったタワークレーンの解体についても触れられています。
そんななか末尾に小さくコメントがあります。
なんと、この縦貫かわら版は今回で最終号となるとのことです!
残念ですよ鹿島さん!
そもそも縦貫かわら版は鹿島建設の若手社員の方が作成していた訳ですが、その社員さんが異動になり、廃刊となってしまうとのことです。
入社3年目の社員の方と言う事ですので、初期配属が神田の縦貫線工事現場だったのでしょう。
貴重な経験ができたのでは、と傍から部外者の私も感慨深く眺めてしまいます(笑)
ポップな紙面、分かりやすい記事ということで私を含め多くの縦貫線フリークらは楽しませてもらいました。
紙面作成された社員さん、鹿島建設さん、面白い記事をありがとうございました。
今後もこのような広報活動に期待しています。
▲工事工程表
工事線表も合わせて載せますが、主要な工事は完了しているので細かい作業がポロポロと続く感じです。
道路復旧という作業も多いですが、工事現場であった各架道橋下部は普通の道路へと戻り、同線開業に向かって竣工後の当たり前の景色として街に馴染んで行くことでしょう。
さて、上野駅で朝飯を食べていると、ホーム中間に増設された信号の変化を見つけました。
信号機の脇にプレートが追加されています。これで何の信号かはっきりとわかりますね。
▲新設された信号機の脇には「二場・常四場」と記されている
以前お伝えした信号機に信号機の名称を示すプレートが追加されています。
知らない間にできていましたが、裏面のガムテなんかある辺りここ一カ月くらいにできたのでしょうか。
7~9番線の信号機がこれに該当しており、「二場・常四場」とありますので宇都宮線・高崎線の高架線第二場内信号と、常磐線の第四場内信号を兼ねているという意味ではないかと思われます。
▲7~9番線の信号が同様の扱いとなっている
では5番線は?ということで見てみると、こちらはホーム端の新設信号機の続番で「5五場」となっていました。
現状、6番線には同様の位置付近に信号はありません。
▲5五場の文字が確認できる5番線の新設信号機
縦貫線では北行本線が5番線、南行本線が8番線となっている模様です。
この様子ですと3路線の上り列車は、閉塞がより細かくなったこの7~9番線にスルスルと入ってくるようです。
開業2年目にラッシュ時20本/hの運行間隔を目指す東北縦貫線です。
3分間隔は相当な頻度ですが、その過密な3路線からの直通運用が目の前に浮かんでくるような、そんな現状ですね。