毎年リクエストが多い
「進化するお節と思考」

今年も元旦のお節は、
その時々で姿を変えていった。




少なくなったお節を
小さな器に移し替えていく工程が
私はたまらなく好きだ。




毎食ごとに姿を変えて。




それは別に誰も
望んでいないかもしれないけど、
私の目が楽しみたいから、
私だけの為に、整える。


“整える”

今年は何故かこの言葉が
1番しっくり納まった。

それは何だろ、
自分に与える最高のご褒美みたいに。

その“整える”時間が、
私はたまらなく好きだ。




元旦のお節が
段々小さくなっていく。

そうそうこの重箱の中に
収まった煮しめの入った丸い器は、
支援学校の授業参観で購入したもの。
陶芸班の作品。

重箱のサイズにピッタリで
なんだか可愛らしい。


そして小さくなったお節は、
(正式にはお節の材料)
今年は最後は鍋に納まった。
根菜たっぷりの。




煮しめに使った根菜や蒟蒻が
少しずつ余っていたので、
贅沢にも全部放り込んで。

手についた根菜の匂いも
ぐつぐつ煮立つ姿も
美味しい匂いを漂わせて。

ただただここにいる、
愛しいくらいに。