お正月のお節が、

次の日には小さくなって、




次の日には

小さなお皿に収まっていく。




私はこの、大晦日に作ったお節を、

小さく収まめていく工程が好きです。


この工程に思いを馳せて、

今年もまたこの記事のリクエストを

頂いたので、お届けしたいです。



(2016年1月2日投稿
『進化するお節と思考』再掲)

段々少なくなっていくお節を、
お鍋に余っている分を追加したり、
お皿を変えて器を変えて、
盛り付けを変えて、

徐々に小さくしながら、
変化させていく行程が好き。


どの行程のお節も、
完全で最高の美しさでありたいと思う。


これはお節だけじゃなくて、
人生も同じで。

その時々で色んなものが変化していく。

環境も、
関係も、
思考も、
細胞も。


必要だったものが、
必要ではなくなったり。

大切にしていたものを、
失うことになったり。


例え今、

それが絶望に思う
タイミングだとしても、

後から思うと、
最良なタイミングだったりする。

その時は、どうしようもなく、
辛く悲しい出来事でも、

起きていることは全部、
完全で美しい状態で、納まっていく。

どの行程も、どの瞬間も全部、
その瞬間の完全な美しさに、
凛と強く、生きていく。