オーストリアのビザ(在留許可)更新の政策について | Kazuのかんたんドイツ語 【文法・語法・会話】

Kazuのかんたんドイツ語 【文法・語法・会話】

ドイツ語は難しい?いえいえ、実は英語よりも簡単です。挨拶・発音・数字から、ドイツ語を簡単に分かりやすく解説します。単語の増やし方、動詞・前置詞の格支配や名詞の性の学び方も解説していきます。マルチリンガルの私が、外国語一般の学習方法についても紹介します。

前回、「難民」がらみのドイツの現状について記事を書いたのですが…


ヒトラーの「亡霊」に怯える欧州
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-12122237120.html



何でもかんでもウェルカムでやる態度は、却って無責任だと、これは何度も言ってきました。

かと言って、何でもかんでも出ていけというのも、おかしな話です。

実際、私もドイツでお世話になった身ですから、
完全にブロックというのは、それは流石に首を傾げます。



ちょっと、「留学生」がらみで以前にちょっと記事を書いた中で、少し触れたのですが…

留学生の受け入れ…これでいいの?
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-12018740071.html



オーストリアの在留許可については、非常に良い制度だと思ったのです。

イメージとしては、

門戸を開いておいて、
ちゃんとオーストリアに馴染もうとする人だけ残る許可を出す…。


そんな感じです。



具体的にちょっと話をすると…


日本人の場合、
オーストリアに渡航してから、
現地の各州で在留許可の申請をする形になりますが


「定住許可」を取得する場合、
具体的には、向こうで働いたり、起業する、あるいは、その家族としてオーストリアに在住する場合、の話です。

定住許可を取ったら、
原則「1年以内」にドイツ語並びにオーストリアに関する基礎知識の習得を必須とされています。


具体的には、最低限のドイツ語を使えるようになりなさい、ということです。
おそらくは、B1くらいの程度かとは思いますが。


免除規定もありますが…
・24か月以内しか滞在しない管理職・専門職とその家族
・36か月以内しか滞在しない客員研究員・客員教授とその家族
・未成年
・高齢・健康上の理由がある者
・ドイツ語能力検定試験の合格書を提示できる者


だから、3年以上オーストリアにいる予定であれば、最低限この国のことは理解していなさい。
ということなんですね。


3年も現地にいて、ちょっとした現地語すら使えないのであれば…
それはちょっと神経を疑います。


初修からB1くらいであれば、ちゃんと勉強すれば、半年もあれば到達します。

そういう努力をしない人には、
在留許可の延長をされなくても、文句言うなよと最初から言っている訳です。


ウィーンにちょっといた程度なので、
実態はどうなのか、しっかり調べた訳ではありませんが、
明らかにドイツ語の通じなさそうな街区は、あまりないような印象は抱きました。




これくらいが制度として丁度いいくらいなのかな…と私は感じています。


これは、日本でもドイツでもできそうな話だとは思うのですが、どうでしょうかね?


それでは、これにて。

<リンク>
Quatsch! バックナンバーはコチラ。
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11528446169.html

次回:外国語を話すのが「嫌い」になっていました
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-12171053403.html

前回:ヒトラーの「亡霊」に怯える欧州
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-12122237120.html



<下のバナーをクリックして、応援をお願いします。>
にほんブログ村 外国語ブログ ドイツ語へ にほんブログ村 外国語ブログ 語学学習法へ  


読者登録してね ペタしてね