【解答】 日本語とドイツ語は、説明の仕方が逆なんです。 【関係代名詞】 | Kazuのかんたんドイツ語 【文法・語法・会話】

Kazuのかんたんドイツ語 【文法・語法・会話】

ドイツ語は難しい?いえいえ、実は英語よりも簡単です。挨拶・発音・数字から、ドイツ語を簡単に分かりやすく解説します。単語の増やし方、動詞・前置詞の格支配や名詞の性の学び方も解説していきます。マルチリンガルの私が、外国語一般の学習方法についても紹介します。

Guten Abend (Tag)!

それでは、
先日、関係代名詞について問題を出しました。

その答えあわせをします。


問題はコチラ

【問題】 「関係代名詞」に慣れるためのコツ
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11772500754.html


まだ、問題を解いていない方は、ちゃんと解いてから読みすすめてください。

その際に、解答以外であれば、何を見ても構いません。




それでは、解答です。

1:eine Japanerin, ( die ) Deutsch sprechen kann
2:ein Mädchen, ( das ) Chris gestern getroffen hat
3:der Nachtzug, ( der ) von München nach Wien fährt
4:Lebensmittel, ( die ) Alice gekauft hat
5:dunkles Bier, ( das ) in München gebraut ist
6:großer Dom, ( der ) beim Hauptbahnhof steht
7:großer Dom, ( den ) ich vor 10 Jahren gesehen habe
8:dünner Mann, ( dem ) ein Polizist jetzt folgt
9:die Leute, ( denen ) er geholfen hat
10:die Frau, ( der ) er einen Ring geschenkt hat


実際に、上の1~10を音読して、形に慣れてくださいね。

もし、
格がつかみづらかったら、カンマより後ろを、普通の文の形にしてみてください。


そして、私の説明を不思議に思っている方もいらっしゃると思うので、
説明しておきたいと思います。


「関係詞」の最初の話ですが…

日本語では出てこない「関係代名詞」の発想
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11770268957.html

ここで、
私は「関係代名詞」を頑なに前から訳していました。

しかも、どこか舌足らずの子どもが話すような日本語でしたね。
Kazuが幼児退行し始めたのか?と思った人もいるかもしれません。

これは、何故なのか?という話です。



これは、「日本語」と「ドイツ語」の発想の違いによるものです。

それで、
「ドイツ語」で話している感覚に近づけるために、前から順番に訳していったのです。


ちょっと、そこを詳しく説明します。

1:Diese Japanerin, die Deutsch sprechen kann, ist Sakura

おそらく、普通の教科書であれば、
ドイツ語を話せるその日本人女性は、さくらです。」
と訳していますね。


日本語の自然な発想では、
名詞を説明(修飾)するときは、前から説明をするわけなんです。

「修飾語」+「名詞

の語順で出てくる訳です。

ドイツ語を話せる」→「その日本人女性
という感じに説明していますよね。



ドイツ語でも「修飾語」+「名詞」の形になる表現もあります。

そもそも、形容詞を使う場合は、「形容詞」+「名詞」になりますよね。

Diese kleine Japanerin ist Sakura.



しかし、
ドイツ語だと…
あまりに「修飾」が長いケースは、後から説明する方が好まれます。


要は
名詞」+「修飾語
の形となるのです。


「関係詞」は、その例の1つなのです。



もう1回、先ほどの文を出しますね。

1:Diese Japanerin, die Deutsch sprechen kann, ist Sakura


その日本人女性」←「ドイツ語を話せる

という感じに、「名詞」に対して、後から説明をしていますよね。



実際にドイツ語を使うことを意識すると、
日本語的な発想で、一々後ろから考えている暇はありません。

書かれた文章を読む分には、それでも構わないと言えば構いませんが、
時間はやはりかかってしまいます。


「ドイツ語を話せるその日本人女性は、さくらです。」

なんて、一々語順まで置き換えて考えていたら、話は次の話題へとスッと流れてしまいます。

実際、私も学生時代にドイツ語の文章を読んでいましたが、
遅々として進まなかったのも、それが原因の1つだったんです。

だから、翻訳・通訳、あるいは、日本語の勉強をするのでもない限り、
ゆめゆめ綺麗な日本語訳にしようと思わないことです。

(テストの和訳の問題であれば、綺麗な日本語にした方が無難だとは思いますが。)



そうではなく、

その日本人女性」がいて、その人は「ドイツ語を話せる」けれども…

という感じで発想できる必要がでてきます。
そして、その発想で意味を取るには十分できる話です。


日本語にそれに類する形がないからこそ、
練習に力を入れてもらえればと思います。

だから、コチラの例文も合わせて、音読することをオススメします。

関係代名詞の性と格は大丈夫ですか?例文を見て確認!! 【Relativsatz】
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11770988251.html



今日はこれにて。

次回は…
【Lektion 12-2】Eine Reise nach der Geschichte
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11774777661.html


<下のバナーをクリックして、応援をお願いします。>
にほんブログ村 外国語ブログ ドイツ語へ にほんブログ村 外国語ブログ 語学学習法へ  



読者登録してね ペタしてね