「ワイン」と「砦」の街 ヴュルツブルク 【Würzburg】 | Kazuのかんたんドイツ語 【文法・語法・会話】

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ドイツ語は難しい?いえいえ、実は英語よりも簡単です。挨拶・発音・数字から、ドイツ語を簡単に分かりやすく解説します。単語の増やし方、動詞・前置詞の格支配や名詞の性の学び方も解説していきます。マルチリンガルの私が、外国語一般の学習方法についても紹介します。

Quatsch!のコーナーです。

今日のお話は、Sakuraでも出てきました、
ヴュルツブルク(Würzburg)という街についてお話します。

Sakuraのお話はコチラ
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11769454284.html


このヴュルツブルクという街ですが、
Sakuraの本文でもありました通り、ドイツのど真ん中にあります。

フランクフルト(M)からでも、ICEで1時間半
ミュンヘンからでも、ICEで2時間強


の場所です。


でも、日本発のツアーだと、なかなか寄らない場所なんですね。

街の規模自体は、そんなに大きくはありません。
人口としては、10万強です。


…が、
非常に印象的な街なんですね。

観光に来た人がまず訪れる場所が2つあって、

・旧市街に建っている「レジデンツ」(Residenz)
・旧市街から西に、マイン川を挟んだ丘の上にある「マリーエンベルク要塞」(Festung Marienberg)

です。


「レジデンツ」についてですが、
これは、18世紀にヴュルツブルクの領主だった大司教によって、
建てられたものです。

建物は非常に荘厳にして絢爛豪華
人によっては、「ゴテゴテした感じ」がするかもしれません。

この感じ…
実は、「ヴェルサイユ宮殿」に似た印象を受けるかもしれません。

というのも、「ヴェルサイユ宮殿」の影響を受けて、
大陸ヨーロッパの王や諸侯たちが、宮殿を造らせたことが大きいです。

何せ、「絢爛豪華」であることは、権力の誇示にも繋がりますからね。


このヴュルツブルグの「レジデンツ」の凄い所は、「階段の間」と呼ばれる「吹き抜け部分」です。

当時としては、非常識なくらい大きな「吹き抜け」なんですね。

それでも、「砲弾を打ち込まれても崩れない」という触れ込みなのですが、
なんと、
第二次大戦の爆撃にも耐えた」という頑丈さです。
レジデンツでも他の部分や、市内は結構な損害を受けていたはずなのですが…


その「レジデンツ」ができる前までは、
歴代の大司教は、対岸の「マリーエンベルク要塞」に居を構えていました。

このヴュルツブルクという場所自体が、
西はフランクフルト、東はニュルンベルク、北はカッセルなどなど、
重要都市を繋ぐ交差点なんですね。

ということは、戦争となると、重要な拠点になるわけなのです。

それでいて、マイン川と丘の上という地形から、要塞を造るにはもってこいの場所なんです。

そのため、歴史上何度も戦争の舞台になっています。


でも、今では、その要塞の下は「ブドウ畑」になっています

というのも、ヴュルツブルク一帯は、
「フランケンワイン」と呼ばれる、ワインの産地でもあるんですね。

要塞の麓は、なんともまあ牧歌的な雰囲気が漂っているのも、不思議な感じがします。
もっとも、要塞自体も優美ですので、雰囲気は非常に合っています。


要塞から市内を一望して一杯…なんてできれば最高なんですが…

市内で、その風景を思い出しながら飲むなんてのも良いかもしれません。


今日は、これにて。


<リンク>
Quatsch! バックナンバーはコチラ。
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11528446169.html

次回:ローマ帝国とドイツのワイン
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11779369072.html

前回:ひょっとしてユニオンジャックが消える?! スコットランド独立投票
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11768018205.html



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