思い込み、信念を探る(漢字編) | 脳と身体と日本語教師

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20年間やってきた日本語教師は一旦お休み。今興味がある脳科学と身体と心のことについて書いてみたいと思います。

こんにちは〜今日は清々しい1日でしたね〜。

 

さて、どうも漢字が苦手な生徒が多かったからか

漢字学習については、色々チャレンジしました。

 

だから、結構心のこともインターネットで調べたりしていました。

 

今回も漢字学習についてですが、

苦手だと思っている生徒さんは、何かしら思い込みがあったり

その奥にアイデンティティに関わる信念がある場合があります。

いつもじゃないですよ。

 

例えば、

漢字は複雑で難しいものだ

 

という思い込み。

これは、子供の頃日本で過ごした大人の生徒さんだったんですが、

初めて漢字を勉強した時、

あまりの複雑な形に、混乱したようです。

家庭では日本語以外を使っていたようですが

小学校は日本の小学校に1年か2年通ったと話していました。

 

この生徒さんは、思った以上に尾を引いていましたガーン

山、川、木この辺まではOK、

でも、町、学校とかになると・・・・

この時、どういう勉強の仕方を教わったかもあると思います。

 

混乱した結果、

 

漢字は複雑で難しいものだ

 

となり、私が教え始めた時

はなっから「覚えられません」

勉強したくないです

となっていましたショボーン

 

だから、この「思い込み」を変える作業をしていました。

一回や二回のレッスンで変えられるものではなく

チャンスがあれば、そんなに難しくないかもよ

という例を小出しにしていきました。

 

この生徒さんは7年ぐらい教えていましたが、

3年ぐらいはず〜と漢字は難しい、漢字は勉強しても無駄

みたいなことを言っていました。

 

でも、その間、漢字の成り立ちや

象形文字・指事文字・会意文字・形声文字を教えたら

絵だったり、サイン、部首の意味、音と意味の組み合わせなどに

興味を持ち始めました。

 

最後まで漢字は難しいとは言っていましたが、

覚えることは不可能ではなく、漢字は便利なものだと言っていました。

 

地味だけど、生徒さんが持っている思い込み、信念を見つけて

コツコツそれを外すことをやっていれば、

結果は出るんじゃないかなと思った例でした照れ

 

 

 

 

ここからは余談ですが、

この思い込みって本当に恐ろしい・・・と思います。

南山さんのセミナーを受けて、気づいたことがあります。

私は、自分を痩せすぎだと思い込んでいたことです。

理由は幼少期の体験にありますが、省略します。

実際顔と見たら、頬がこけている時もあるから

痩せているように見えるけど、

いやいやお腹周りはしっかりお肉がついていることを

旦那さんに指摘されました。

今まで、頭の中で「痩せている」と思っていたけど

実際は違うんだと気づいたら、そのお肉が目立って仕方がない爆  笑

 

皆さんは、気分が落ちるような「思い込み」、ありませんか。

 

その「思い込み」、本当ですか。