昨日、お寺に、戒名(かいみょう)の相談にと、お客様がみえました。
戒名は、亡くなってからつけられる方が、多いですが、
生前に、つけられる方も、いるそうです。
お釈迦様の弟子になった・・ということで、
新たに、授けられるものだそう。
自分の名前の一字を入れたり、
ご主人の名前の一字が入ったり、
つけ方は、よくわかりませんが、いろいろあるようです。
そういえば、私も、実は戒名に当たる、
「安名(あんみょう)」を、授けてもらいました。
お寺で暮らす「寺族」の人には、
「寺族得度(じぞく とくど)」、という儀式があります。
永平寺とか、総持寺の大本山へ詣り、
数日間、教えを受けたのち、授けられるものだそうです。
ただ、諸所、事情のある人のために、
大本山以外のお寺さんでも、いただけるとのことで、
私は、数年前に、名古屋別院で、授けていただきました。
仏の教えをまもり、
お釈迦様の弟子になり、日々、務めていきます・・
という決意を、新たにする、セレモニーでした。
絡子(らくす)という、
御袈裟(おけさ)を、簡略化したものもいただき、
安名(戒名)もいただきました。
安名には、自分の名前の一字を入れていただきました。
お墓に、この字が、刻まれるのかぁ・・・と思うと、
ちょっと、厳かな気持ちになりました。
普段は、日々の生活にバタバタしていて、
「弟子入りした」
ということを、忘れがちですが、
観昌寺の行事の際などに、絡子をかけると、
気持ちが、引き締まる気がします。
そうだった、そうだった、私は修行の身なのだ・・
と。
絡子を、かけなくても、
安名を、意識しなくても、
普段から、気を引き締められれば、一番良いのですけど・・