政情不安が続く、アフガニスタン。
タリバンが、バーミヤンの、仏教遺跡を破壊したニュースは、
まだ、記憶に新しいです。
偶像崇拝を禁ずる、イスラム教信者にとって、
仏像を拝むことが、理解できない行為、だとしても、
破壊は、残酷で、とても胸が痛みます。
トルファン郊外にある、
ベゼクリク千仏洞を、訪れたときも、
顔の部分だけ、削られたままの、壁画がありました。
ガリガリっと、ナイフで、削ったような痕。
なんとも言えない、哀しみが、
その洞窟中に、ただよっていた気がします。
日本人の私からすると、
仏像でも、山でも、建築物でも、
拝む対象があるほうが、
想いを、投げかけやすい・・・気がしますが、
民族や文化によって、
大きく違うんですね。