きゅうりのように・・・ | ぷかぷか ゆらゆら

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あらがうことなく流れのままに

先週のEテレの

『こころの時代』で

紹介されていたのは

兵庫県美方郡新温泉町の

安泰寺で

20年間、堂頭(どうちょう)

(禅寺の住職さんのことを

そう呼ぶそうです)をされた方。

 

ドイツから来られた

ネルケ 無方(むほう)さん
 
ネルケさんいわく
日本人の修行僧は素直

でも、トマトのような性格

トマトのよう・・・というのは

 

たえず支柱に結ばないと
倒れてしまう。
自力で立つことができない。
雨にも弱い。
雨が続くと病気になるので
屋根で守らないといけない。
 
海外から来た人は
かぼちゃタイプ。
双葉の時には
きゅうりとかぼちゃの苗は似てる。
そのため間違えて
きゅうりの畝に植えてしまうと
かぼちゃの苗は
一本の紐を無視して
そこらじゅうに蔓を伸ばし
俺が俺がと自己主張する。
 
周りはどうでもいい。
蔓を延ばしすぎると
周りを殺してしまうこともある。
間をあけて植えないとケンカになる
それがかぼちゃ。
 
ゆえに
かぼちゃでもトマトでも困る。
 
理想はきゅうりのように
育つこと。
 
きゅうりは一本の紐があれば
自ら掴んで自力で上る。
 
一本の紐というのは仏の教え。
無理やり結ばれるのではなく
自らの道標として掴んで
それに沿って成長して欲しい。
言われたからするのではなく。
 
主体性がありつつ
周りも見渡せ、
自分を捨てることもできる
そういう人を目指して欲しいと
おっしゃっていて、
わかりやす~いと思いました。
 
私はトマトであり
時にはかぼちゃであり・・・
 
きゅうりを目指して…と
時々思い出したいと思いました。
 
ネルケさんは今は山をおりられ
座禅会を開催されているそうです。
また、機会があれば
行ってみたいと思いました。
 
くわしくはこちら・・・