「知ってる」にも負けず | 藤本ゲンの「ありがたき幸せ」

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運転免許を持っていない自分は




妻の運転する車の助手席に座り




ナビを入れたり、口頭で道案内をする、いわゆる「道係(みちがかり)」として、活動している。




そして、車の左右から急に歩行者や自転車が来ると、「あっ!」とか「自転車がっ」とか声を出す。




そのたび、妻は「知ってる。」「わかってる。」と、少々不機嫌そうに返答する。




それでも私は負けずに、言い続ける。




何故なら、100回に1度くらい、妻が気づいていないことがあるからだ。




今日は、なかなか危ないその100回に1回が起きて、妻に(珍しく)感謝された。




その後しばらくして、また「知ってる」が来たが、私は負けない。




妻にも、教えてと言われている。




例え、毎回「知ってる」と言われても、言い続けるのだ。