お客さんが望んでいる事
葬儀屋が望んでいる葬儀は今の所3種類ほどあるみたいです。
①葬送儀礼を守る儀式としての葬儀屋
②資本主義として葬儀を金儲けの手段としてのみ取り組んでいる商売人
③儀式ではなくセレモニーとして一種のイベントとしての葬儀屋
大体この3種類が見受けられます。
①の葬儀屋は宗教寄りと言いますか、宗教者の考え方を第一として日本の昔から積み上げられてきた儀式としての葬儀を守って行こうという所謂保守派。
文化として葬儀を捉えている事が多いのが特徴です。
②の葬儀屋が一番多いのではないでしょうか。
葬儀屋としての知識はほとんどない上に葬儀屋としてのプライドもありません。
どうやってお客さんからお金を取るかばかり考えています。
そのせいかお客さんが望んでいる事を察知するのが一番得意ですが、一番葬儀業界を破壊していってます。
③は①とは基本は同じなんですがこのままではダメだと感じており、どうにかして葬儀を新たな形にしたいと試行錯誤している人達です。
②みたいにお金を追ってそう思っているのではなく、保守的なままでは段々と業界がダメになっていくのではと業界の未来に危機感を抱いている人達です。
ここ最近ですが直葬や家族葬などが流行ってきてしまい、儀式として必要な事まで省いてしまっている状態です。
このままではダメだと感じ必要な儀式をしっかりと行ってもらう為に受け入れられる形を模索している状態です。
お客さんからしたらどれを望んでいるとかそういったレベルのお話しではないんです。
日本人としては葬儀はやらないといけない物であるからです。
どういった形であれ葬儀と言う形の物をやらなければならない。
そんなレベルの物にまで落ちてしまっているのです。
これは信仰心と同じで日本人って宗教と聞くと拒否反応が出てしまう状態になっています。
それは色々な事が絡んでそんな状態にまでなっていますが、じゃあ信仰心が無いかと言うとそうではなく年始には初詣に行きますしクリスマスも祝いますし七五三もします。
ただあまりにも金銭が絡むことが多すぎる。
変な宗教にはまってお金を取られた。
葬儀で高額を請求された。
お布施が高い。
こういった事が積み重なり宗教に関して嫌悪感があるのです。
それが原因で葬儀に対しても嫌悪感を抱き直葬や家族葬といった様な儀式としては成立していない形に人が流れている訳です。
じゃあお客さんは一体何を望んでいるのか。
適正な価格です。
このままいくと値段が低ければそれで良い、そうなりかねない。
それを止める為に③の人たちは頑張っている訳ですが、いかんせんお客さんに受け入れられる形を作りきれていないが為に②の人達の市場荒らしに良いようにやられている状態です。
しかし③の人達であってもそれを認めようとしない。
あくまでも同業他社が業界を荒らしたとしか考えていない。
まずこの考えから改めなければいけません。
下地をしっかりと作ってこなかった自分達の責任でもあるのです。
まずはしっかりと葬儀に対しての下地作りから始めなければならない。
葬儀とは一体なんなのか。
まずはそこをしっかりと作るべきです。