葬儀で絶対に必要な物
葬儀の料金体系ってちょっと考えたらおかしい事だとわかって貰えると思うのは業界側の人間だからでしょうか。
葬儀屋が出してくる料金が載っているパンフを見ても必要な物と不必要な物がはっきりしていないのが普通になっています。
最近はお客さんからみてこれは絶対に要る物だとわかってもらえそうな物ってなんだろうと考えています。
一つ目はお棺
これはどうあがいても必要です。
火葬する為の条件として遺体全体を箱状の物で覆っている必要があります。
人間1人がちょうど入って尚且つ火葬炉の大きさの条件を考えると、既成のお棺を買うのが一番効率的だと思います。
二つ目は骨壺
これも必要だと思います。
お骨を持って帰るにあたって特に決まりはありませんが、普通に壺を買うよりもこれも既成の骨壺を買うのが効率的です。
特に決まりはないので安い箱でも良いのですが、死者の尊厳の観点からそこまで高い物でも無いので骨壺が良いでしょう。
三つ目はお花
どういう物であれ、お棺の中に入れる花はあった方が良いと思います。
以前仏教会に質問した際も、棺の中に入れる花はあった方が良いとの回答を貰っています。
今の葬儀ですと花祭壇が主流な事と供花もあり、別売りでお花を購入する必要は無いと思います。
四つ目は搬送車両
霊柩車であれ寝台自動車であれご遺体を火葬場まで運ぶ車両は必要だと思います。
法律上ではどんな車両でも運ぶことは可能です。
ですが衛生的な観点からレンタカーはまず貸してもらえませんし、ご自身の自動車で運ぶことは大抵の場合は無理だと思います。
葬儀社に用意をしてもらおうと思えばどちらかになると思います。
五つ目は小道具類
焼香のセットや受付道具類などのこまごまとした道具。
焼香の道具は仏教形式なら必ず必要です。
受付の道具に関しては家族葬の場合ですと特に必要性は無いと思います。
正直に書くと絶対に必要だと思うのはこれだけです。
なぜここに祭壇が入っていないのか。
私は個人的には祭壇は不必要だと思っています。
一番いいのは檀家の寺で葬儀をさせて貰う事。
お寺なら本堂には立派な内陣がありますので祭壇は不必要です。
最近はお寺の本堂で葬儀をする際にも花祭壇を飾ったりすることが多いですが、立派な内陣を隠してまで飾る意味がわからない。
祭壇に関しての由来は諸説あるので断言はできませんが、もともと葬儀に祭壇が必要だという事はありませんでした。
バブルの時に豪華な祭壇が出来た、棺を白木の輿に入れて担いでいたから等の様々な事が言われていますが、仏教形式でやるならばお寺の本堂の飾りで十分です。
というかそもそも白木の祭壇であれ、花祭壇であれ、お寺の内陣の方がお金かかってますし。
それを陳腐な祭壇で隠す意味がわからない。
お寺によっては寺で葬儀をするなら祭壇は不要だと言い切るお寺もあります。
私の個人的な見解としては、寺で葬儀をされるとせっかく自社で葬儀会館を建てたのに儲けに繋がらないという葬儀屋のわがままから寺の内陣に似せた祭壇が開発されたと思っています。
名目上一番お金を取れる物でもありますしね。
なんにせよ今の葬儀って何もかもを料金取り過ぎなんですよね。
色んな葬儀社のプランを見てもそこまで細かく分ける?!
って思う事が多々あります。
祭壇を売りつけるのに祭壇に飾る写真は別料金だったり、会館使用料払ってるのに小道具類の料金は別だったり。
揚げ句の果てには葬儀の依頼をしているのに、人件費は別ですって意味わからないですよ。
まずは葬儀をやる為に最低限必要な物を明記する事。
そしてそこから追加をしたらどうなるかという料金体系にすることでしか、もう葬儀が高いというイメージは払拭できないと思います。
葬儀には一体何が必要なのか。
そこがわからないお客さんの情報のなさを利用しての商売を辞める時期に来ている事を自覚するべきなんです。
今の情報化社会で情報を遮断する事は不可能です。
未だにお客さんが無知だと思って殿様商売をしていたらこの先絶対に生き残れないですよ。