国宝 東大寺転害門(とうだいじてがいもん)
奈良時代
三間一戸八脚門、切妻造、本瓦葺
境内西北、正倉院の西側にある八脚門。平重衡の兵火(1180年)、三好・松永の戦い(1567年)の2回の大火にも焼け残った寺内で数少ない建物の一つ。鎌倉時代の修理で改修され暗殺しようと悪七兵衛景清が隠れていたという伝承から、又の名を景清門という。2004年頃から野良猫による糞尿や爪とぎの被害が問題になっている。毎年10月5日に明治初めまで東大寺の鎮守社だった手向山八幡宮の例祭「転害会(てがいえ)」が、転害門などで行われる。奈良時代、宇佐八幡宮から祭神が勧請された際、転害門を通った伝承にちなみ神迎えの様子を再現した祭礼である。
東大寺(とうだいじ)は、奈良県奈良市雑司町にある華厳宗大本山の寺院である。
金光明四天王護国之寺(きんこうみょうしてんのうごこくのてら)ともいい、奈良時代(8世紀)に聖武天皇が国力を尽くして建立した寺である。「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)を本尊とし、開山(初代別当)は良弁である。現別当(住職・222世)は狹川普文。
奈良時代には中心堂宇の大仏殿(金堂)のほか、東西2つの七重塔(推定高さ約70メートル以上)を含む大伽藍が整備されたが、中世以降、2度の兵火で多くの建物を焼失した。現存する大仏は、台座(蓮華座)などの一部に当初の部分を残すのみであり、また現存する大仏殿は江戸時代の18世紀初頭(元禄時代)の再建で、創建当時の堂に比べ、間口が3分の2に縮小されている。「大仏さん」の寺として、古代から現代に至るまで広い信仰を集め、日本の文化に多大な影響を与えてきた寺院であり、聖武天皇が当時の日本の60余か国に建立させた国分寺の中心をなす「総国分寺」と位置付けられた。
東大寺は1998年に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されている。
ウィキペディアより
正倉院の西側の国道369号線沿いにこの転害門はありますのでご注意を。
てんがいもんではなくてがいもんと読みます。
大仏様を伝える貴重な門です。
拝観料
大仏殿・法華堂・戒壇堂、東大寺ミュージアム、それぞれに入場料がかかります。
大仏殿・法華堂・戒壇堂
大人(大学生以上) 600円 団体30名以上 550円
高校生 600円 団体30名以上 500円(教職員は無料)
中学生 600円 団体30名以上 400円(教職員は無料)
小学生 300円 団体30名以上 200円(教職員は無料)
心身障碍者施設・養護学校等の団体
大人(大学生以上) 275円
高校生 250円
中学生 200円
小学生 100円
混成の場合 職員にお尋ねください
拝観時間
4~10月 7:30~17:30
11~3月 8:00~17:00
東大寺ミュージアム
大人(大学生以上) 600円 団体30名以上 550円
高校生 600円 団体30名以上 500円
中学生 600円 団体30名以上 400円
小学生 300円 団体30名以上 200円
セット券(東大寺ミュージアムと大仏殿の共通割引券)
大人(中学生以上) 1000円
小学生 400円
拝観時間
4~10月 9:00~17:30
11~3月 9:30~17:00
駐車場 あります (有料)
〒630-8587 奈良市雑司町406-1 TEL/0742-22-5511
アクセス
公共交通機関
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分、または
近鉄奈良駅から徒歩約20分
車
名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分
京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km
第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8km
西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km
東大寺の国宝建造物一覧