柚木麻子祭り | La Biblioteca Alcolica

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アル中の図書館~お酒と読書の備忘録 in シドニー・オーストラリア

 

こんばんは。

こちらの本、張り切って購入したんですよ。。。。入院中、そして退院休暇中に読もうと・・・。

まさか手術が延期になるなんて!!えーん

 

絶対に日本語版も読みますが、この英語版の装丁に魅かれまくったのです。素敵―キューン笑

 

大好きな垣谷美雨さんと並ぶ、今一番熱い作家!!もう、シドニー日本語図書館にある本は読みつくしてしまったのですがそのうち何か追加されるかも?!「ほんだらけ」と「紀伊国屋」にも行こうかな?!(一度に行くと疲れるんですよね・・・本酔いする、さすがに)

 

温かくて、めっちゃ笑えて、学びと気付きに満ちた柚木さんの文章が大好き!そんな柚木さんのサイコホラー?スリラーは初めて。でも間違いなく面白いだろうな、「バター」

「アッコちゃん」シリーズも面白くて大好きだけど、もう最高に良かったのがこれ!!「マジカルグランマ」

 

<a href="https://books.rakuten.co.jp/rb/17181302/?scid=we_amb_upc443">マジカルグランマ</a>

 

この本で「マジカル二グロ」「マジカルゲイ」という言葉を知りました。

「マジカル二グロは白人しか救わないし(映画に出てくる白人がご都合主義で描いた白人を助けてくれる黒人のこと。こんな風に書いてもらって嬉しいでしょう?黒人さんって、でもマジカル二グロはその他大勢の不遜な目に遭ってる黒人にとっては良い存在なのか?)マジカルゲイはヘテロしか救わない(これも同じく、ですね。こういう役割のゲイが映画に出ることによって救われているゲイがいるのか?)」というセリフがとても印象的。

柚木さんがゲイ(レズビアンも含む)に向ける視線がとても温かくて書き方が上手いなぁって思います。

大好きな映画「Freaky」で主人公を救うのが主人公(白人の女子)の親友の黒人(女子)とゲイ男子なんですが「ポリコレすごいな」と思っていたのですがマジカルやったんかな・・・。

 

とにかく、この主役のグランマ「正子」がすごい!

こんな人周りにいたら・・・びっくりよ。決して優しいお婆ちゃんでもなく、枯れて達観しているわけでもない。友達の為に一生懸命になるのに、その友達のほうが脚光を浴びたら全力でディスりだす!けど、なんか憎めない・・でも私は友達になりたく・・・はないかな・・wwでも、好きなキャラ。

笑いと学びと気付きが満載!そしてちょっと泣ける・・・。まさに理想の本。読後元気になれるし。

この本は購入して再読せねば!!

 

シドニーのサーキュラー・キー「カスタムハウス日本語図書館」にありますよ💛よければ是非。

 

「バター」もうすぐ読み始めます。楽しみ。あの稀代の悪女にして女詐欺師・殺人鬼である実在の人物を柚木さんがどう料理したのか?!めっちゃ興味あるわー。