人工内耳手術前検査、終了! | La Biblioteca Alcolica

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アル中の図書館~お酒と読書の備忘録 in シドニー・オーストラリア

 
おはようございます。晴れ虹
 
人工内耳手術へ向けての最終検査を月曜日と火曜日の二日間で終えてきました。
月曜日は聴覚訓練士(クリニカル?検査専門の聴覚訓練士?)との聴覚検査。
結構楽しくて、めっちゃ話こんでしまい予定の1時間を超えました・・・。聴覚訓練士って滑舌がはっきりしているのか、聴覚障害者への話方を心得ているのか本当に話していることが聞き取りやすくて久しぶりにストレスなく話せた感じです。おねがい
 
しかし、第二言語での聴覚検査ってその言語のヒアリングテストも兼ねているよなぁ、っていっつも思います。
耳のせいで聞けてないのか、知らない言葉だから聞けないのか今の状態では益々わからない・・・。
とりあえず左耳は何とか補聴器を着けていたらうすぼんやか聞こえる、右はもう全然ダメということで人工内耳しかない!と判断を頂きました。
 

何か質問はあるか、と聞かれたので手術後のリカバリーのこと、痛みや違和感のこと色々聞いて「コクレア見たい?」と聞かれたので見せてもらうことに。

結構な大きさのパーツが体内に埋め込まれるのですね。こんなペースメーカーみたいなものが体内に入れられるのに障害者保険はほぼ無理ってなんなの、この国は・・・。悲しい

実物を見て初めて分かった!私の頭の内側に磁石が埋め込まれて、その外側からプロセッサーを磁石で着ける感じなんですね?

訓練士の人が実際に着けてくれて「めっちゃ髪の毛で隠れるねー、これでいいんじゃない?」とかそんな話をしてきたので「日本の人で結構バッテリーの持ち時間のことを言っている人がいたのですが」と話したらめっちゃ小さいバッテリーと充電器(それはめっちゃ小さくはないけどまぁ、持ち歩けないことはない。)を見せてくれたのでそれなら大丈夫かなぁ、とかね。

「9時間とかしか充電持たないなら、今後仕事の後は飲みに行けないってことですね?」って言ったら笑われて「いやー、飲みに行ってよ。充電できるからwww」と言われました。

ちなみに飲みに行くのは「大事」「是非に!」とのことでした。

「オーストラリアのうるさいパブで周りの音楽と人の声でざわざわしている中で友達や同僚の話を聞く訓練、おススメ!」とめっちゃ言われました。笑い泣き

あと、まだまだ失聴者としての歴史が浅いからアドバンテージがあるよ、とも言われました。飛び出すハート

 

あと、コクレアの本社はどこですか?とも聞いてみたのですが、なんとマッコーリー大学でした。ニューサウスウェールズ州やん、ありがたいね。

聴覚を失ったこと、それが母国でない場所で生活している中で起こったことを不幸だとも考えていましたが、たまたま必要になったテクノロジーが今現在自分のいる国のしかも住んでいる州にあるって「不幸中の幸い」ってこのことだな?!と。口笛

 

 

 

※この記事より、皆さんに読んでいただきたいことを抜粋しました。私はNextSenseお世話になるから本当に心強い!!

 

東京(2023年6月19日)- 世界保健機関(WHO)によると、2050年には聴覚障害を持つ人々の数は25億人に達すると予測されています。(1) 現在、先進的な技術企業や研究者、そして聴覚障害を持つ人々が協力して、この課題に対処する取り組みを行っています。

 

世界初、Googleとの協力を発表

コクレアはオーストラリア・ヒアリング・ハブのメンバーであるNational Acoustic Laboratories(NAL)、マッコーリー大学、シェパード・センター、そしてNextSenseと共に、聴覚障害のある人々の支援のための新しいソリューションの発見を目的とした世界初の共同研究に合意しました。

 

最初のプロジェクトは、人工聴覚機器をカスタマイズすることを目的としています。この技術は、騒がしいレストラン、グループでの会話、ライブ音楽などの環境で人工聴覚機器を使用する人々にとって特に有効です。

 

そして火曜日は朝からCTでした。

耳の骨の状態を見る必要がある、とのことで。月曜日は8時に出社し社内で昼食を取り3時半に退社(定時は5時半です)させてもらったのですが火曜日は朝8:45から会社の近くの病院でCTだったので9:30のミーティングに間に合うようにいきますとの許可をもらっていたのですが、めっちゃ早く着いてしまい、その旨を受付で行ったら一番早い部が8:45と言っていたくせに8時にCTをやってもらえました。

歩いて余裕で出社できる時間に終わったので、病院内のカフェで朝食でも食べようかしら?と思っていたら「臓器」と書かれたサンドイッチか売っていたので食欲を失くして会社の近くのカフェへ行くことに・・・。

「臓器」ってなんやねん?!Zouki...wニヤニヤ

 

 

聴覚訓練士からの手術をしてくれるコン先生への聴覚検査結果の書類には「患者さんにコクレアを見てもらいました。持ち運びができる小さなバッテリーがあるという点でKanso2よりNucleus8が気に入ったようです」と書かれていました。

この機種は私は信頼してよく読ませてもらっている「人工内耳先輩」(と勝手に読んでいます。何人かおります)のブログで、その方も選んだ機種だったなぁ、軽くて良かった。でもまだまだ見てみたいな。

ちなみに、Kansoは日本語の「簡素」ですよ。Simplicityという意味の日本語を商品名にしたみたいです。名前はこっちの方がいいけどね。湿気に弱くて困るって日本の人工内耳先輩が言っていたのでまさかの「乾燥」?かもとかも思っていましたが、そんなわけないかwww

もう、明日明後日にでも手術予定日が決まるのかもしれない・・・?!楽しみですね。

 

しかしまぁ、さすがオーストラリア。検査費用くっそ高い・・・もう今月もダメージ大!!ガーンネガティブガーン笑い泣き

CTが432.05ドル(約43,000円)と聴覚検査が160ドル(約15,800円)医療保険での戻りがあるから持ち出しは合計$273.15(約27,000円)コン先生とのコンサルテーションで約2万円払ったから何だかんだで医療費だけで今月5万近く払っている・・・。これフルタイムで働いていても1人暮らしで家賃やらローンやらある人とか払えない人もいるんんじゃ・・・と思ってしまいました。私も今月もし光熱費(ずっと私は光熱費支払い担当)があったらアウトだったかも・・・。もちろんおっさんに借金できますが・・・格好悪い。魂が抜ける

(うちは珍しくジョイントアカウントなしの完全財布別カップルなのです。お互いの年収は知っていますが手取り額とかお互いの貯金額は一切しらないのです)

またコン先生とコクレアの機種決めて手術日決めるコンサルで2万円取られるんだろうな・・・。

今月はアメックスから「ウェルカムボーナス」で$100のキャッシュバックがあったから助かったけどVISAからは年会費(私の本カードとおっさんの家族カード)が引かれていたから結局マイナスだし・・・。泣

 

これはもう、難聴だけど必死に働かないとダメだわ。健康が一番!面倒でも検診しっかりして少しでも不調を感じたら早めにお医者さんに診てもらいましょうね。病気は待ったなし!でお金が吹っ飛びます。