関西女性トレンドリーダー事務局スタッフ
ナチュラルフードコーディネーター
Chez Nouille(シェ ヌイユ)
中川奈央です。
いつも関トレブログをご覧頂きありがとうございます。
オーガニックの野菜、オーガニックの服、オーガニックの化粧品
女性誌やヨガ系雑誌をみても「オーガニック」の文字はあふれ
ちょっと街を歩くと「オーガニック」を謳うレストランやカフェがずらり。
「オーガニック」という響きが大好物な女性は世にたくさんいると思います。
実際私も「オーガニック」は大好物です。
口にする食材や調味料、下着やコスメにまでソレを基準に選んでさえいました。
しかし勉強すればするほど、
情報量が増えれば増えるほど
腑に落ちないことがぽつん ぽつん と増えていく。
農薬は敵だ!
と信じていた事も
オーガニックは体に優しい!
と思っていたことも
ごろっと変わってしまうほど、そのぽつぽつが多くなってきましたよ。
とある行き着けのお店でいつもご一緒する陽気な常連さんがいらっしゃるのですが
実は農薬を作っている企業の方だったのです。
その企業のなかでも動物実験をし、本物の安全性を検査し
仲間が開発したものさえも安全性に疑いがあれば跳ね返す側の立場だそうです。
農薬は危険!!
というイメージがあるのは農薬が出始めた頃に使われていた殺虫剤DDTなどの難分解性や急性毒性を持つものの印象が強いせい
しかし、現在では過去の反省を生かし「用法、用量、回数」を間違わなければ塩より安全であるということを教えていただきました。
この用法・用量・回数を守らない農家の作物からは残留農薬が検出されるでしょうが、
きちんと守れば分解されて残らないと。
殺虫剤もなぜ蝿や蚊が殺せて人間に害がないか?
蝿や蚊には分解できなくても、人間には分解できる成分なのだそうです。
与えると半分の動物が死んでしまう投与量を示す指標であるLD50(半数致死量)で比べると、現在使われている農薬の多くは、お酒に含まれているエタノールよりもはるかに毒性が低いにのだそうです。
「お酒を飲みながら、やれオーガニックのお野菜だと語るのはちゃんちゃらおかしい!」
と、いう話をお酒を飲みながら熱心に聞かせてもらいました。
もちろん、彼もお酒を飲みながら。。。
笑
ワインも日本酒もビールもウィスキーも、私は大好きです。
お酒はOKでやれ農薬は悪だ!というてる君は本質をわかっているのですか?
という、なんともショックな話を聞かせてもらいました。
では科学肥料、農薬をばんばん使っている野菜にすべてシフトチェンジする。
ということではなく、信頼できる農家から買う。
それはなかなか無理でも、信頼できるお店から買うという手段は私達にできます。
ゆっくり時間をかけて野菜の体を大きくする土壌を育てるよりも、
もっと早く、そしてもっと大量に作物を作ったほうが消費者により安く提供できます。
でもその代償として、
植物には体内で「亜硝酸塩」という発ガン物質としてのリスクがあがる「硝酸塩」の濃度が
日本の野菜には「手遅れになるほどのレベル」まで達しているといわれています。
そんな育て方をしているオーガニックという野菜もあるということ。
「低農薬」というだけで「なんだ無農薬じゃないのか」と手にも取らないオーガニック志向のお客さんも多いと言っていた野菜屋さんの話を思い出しました。
なるべく薬をつかわずに手で虫を取ったり、雑草を抜いたり
それでも少しは使う
という姿勢で美味しい野菜をと頑張ってる農家さん達もいらっしゃいます。
先日ひょんな事で知り合ったロケット農園の井上さんの畑にお野菜を買いにいってきました。
井上さんの畑は無農薬で肥料も手作りです。
箕面ビールから使用した麦を譲ってもらい発酵させて肥料にしているそうです。
「ほうれん草をみてみ。スーパーで売ってる野菜の色やないやろ」と。
薬を使ったほうれん草や小松菜などの葉野菜は濃い緑色をしていることが多いです。
道端の雑草は、あんな濃い色にはならないですよね。
有機JASマークの付いているお野菜でも中には非常に濃い緑色をしているものもよく見かけます。
実際こうして見せてもらうと自分でお野菜を選ぶ時の目が養われますね。
はいっ
と、ハサミを渡されました。
「自分で必要な量を収穫して」と。
をを!そんなんは初めて!!
サラダ用のリーフは彼にお願いして
真っ先に向かったのはパクチーのこんもりした畑へ!
他にもパセリやセルフィーユ、
千切れないように優しく優しくと掘りだした葉っぱまで食べれる小玉ねぎ。
今まで以上に、少しのクズも出さないように無駄なく頂きたい!
と強く思いました。
感銘を受けた言葉を手帖に書き留めては時々読み直しているメッセージがあります。
<人はつい、自分一人が取るささやかな行動は重要ではないし、今している食事が違いを生むことなどないと考えがちだ。しかし、一回の食事、一口の食べ物の裏には、必ずそれがどこでどのように育てられ、どんなふうにして収穫されたかという複雑ないきさつがある。私たちが買うもの、つまり私たちの投じた票が、この先自分たちが進む道を決めていく。>
お野菜もしかり
伝統的な方法で大企業の何倍もの時間と労力をかけて作っている醤油や味噌、酢などの発酵食品などももちろん。
これからもそういった食べ物を食べたい。
自分達の子供達にも食べさせたい。
という気持ちは、それを買うだけで生産者の方々に伝えられると思います。
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