必死に取り繕うとした結果、少しだけ嘘をついてしまった。
すっかりメールに縛られることもなくなって
互いのペースが馴染んできてた。
誘えば善処してくれる姿が嬉しくて
まだ焦って答えを聞かなくてもいいって少し開き直ってた。
何度か一緒に過ごすうちに
分かったことがたくさん増えた。
分からないことが例えあったとしても
それが原因で嫌いになることはないと
こっそりどこかで確信してた。
ただこのままだらーっと続いていく関係だとしても
それが活力になっていたのは事実だし
悪いことは何もなかったから
時々弱音を聞いてもらえるならそれでもいいと思ってた。
だからいつも通り夜更かししたお話から始まって
いつものように何でもない話をしながら
いちごを食べて、動物を見てはしゃぐ姿に癒されて
今日も楽しかったねって終わるはずだった。
そしていつもみたいに、ただ帰り際がへたくそなんだと思ってた。
僕の予想を裏切って切り出した「返事」という言葉に
僕は直感で気づいたけれど
最後の最後まで確信できない臆病心が出した答えが
泣かないための予防線でした。
そんな僕を気にもとめず
ただ打ち明けられた答えを前にして何の役にもたたない予防線。
いつもより少し控えめに、「こんな私でよければ、お願いします。」
4ヶ月も待たせたことを詫びられたけど
「あなたとならいいと思えた」と、きちんと考えてくれていたことが分かって
ただ嬉しくて、ただ笑ってた。
実感はなくて、これから急に何かが変わるわけでもないだろうけど
焦らずに少しずつその幸せをかみ締めたいのです。
そしてこのままずっと続けばいいと願うのです。