七草粥で今年も元気に! | 富山発 現役薬剤師がお届けするやさしい漢方とハーブ

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こんにちは。

漢方薬剤師のみゆきです。

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1月7日は七草粥の日ですね。

 

 



せり、
なずな(ぺんぺん草)、
ごぎょう、
はこべら、
ほとけのざ、
すずな(かぶ)、
すずしろ(だいこん)


七草粥は
年末年始の食べ過ぎや飲み過ぎで
疲れた胃腸をいたわる
消化がよくあたたかい薬草のお粥。

漢方の知恵のひとつです。


我が家は七草粥ならぬ…

週末なら鍋のシメで七草雑炊、
平日なら七草スープでいただくのが恒例です。

今年の7日は金曜日なので
七草スープで温まります^^






七草粥のように
「胃腸=脾」を大切にすること。

これって大事な健康の基本です。



五臓六腑のひとつの脾。

いろいろな働きがありますが、
なんといっても、毎日の食事から体に必要な物質を生み出して運ぶ、

つまり、生命力を補充する役割があります。

いわゆる「後天の気(生命エネルギー)」と言われるものですね。


(先天の気は生まれつきのもので「腎」が関わります)



年末年始はご馳走を食べ過ぎたり、
まだお腹が空いていないのに時間だから何か食べたり、

そんなことが多くなかったですか?


朝寝坊して朝ごはんが遅くなった元日は
お昼ご飯を抜きにしたりもしましたが、
かわりにおやつを食べたりしてしまいました(>_<)


こういう状態が続くと
脾に負担がかかってしまいます。



胃もたれや便秘や下痢など
症状が表れていなくても、
脾(胃腸)はお疲れということも…。




さらに、七草には冬に不足しがちな
ビタミンやミネラルがたっぷりです。


特に豊富に含まれているのが、
カリウム(K)。

余分な水分を尿として体から出す
はたらきがあります。


つまり、七草は、

脾(胃腸)の働きを整えて、
体の余分なものをデトックスする

というわけです。

いいことばっかりですね^^


七草を美味しく食べて、
年末年始の胃腸の疲れもリセットしていきましょう!


 

 

 

 

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