上野の国立博物館へ |  漢方でアトピーを治して妊娠しよう

 漢方でアトピーを治して妊娠しよう

 埼玉県川越市にある、アトピー、不妊を得意とする漢方薬局のブログです。

昨日上野の国立博物館へ

 

「東寺 空海と仏像、曼荼羅」展を観に行ってきました。

 

空海については全く知らなかったのですが、

 

夢枕 獏の「沙門空海 唐の国にて 鬼と宴げす」を読んで

 

空海に夢中になり、あまりの天才ぶりに魅了されてしまいました。

 

 

31歳で、個人で留学の遣唐使となった。

 

インドから渡ってきた仏教の一派である密教を深く学びたい、

 

という一心からである。

 

 

20年分の留学費を個人で集め、4隻の船で出航。

 

2隻が難破してぼろぼろになって中国南部に漂着した。

 

乞食のような格好でそのまま半年収容されてしまったが、

 

空海が立派な文字で漢文の嘆願書を書いて出したのを知事が見て、

 

その見事さにびっくり。

 

 

すぐに唐の都長安に知らせ無事入国の許可が出た。

 

現地のひとと変わらない発音の中国語で友人を多く作り、

 

サンスクリット語もマスターし、長安の街を歩き回り

 

中国のいろいろなことを学び、日本に伝えたのです。

 

 

空海を一目見た密教の宗祖恵果は

 

「お前を待っていた」と言ってその場ですべてを伝授したそうです。

 

阿倍仲麻呂の話から分かるように、

 

唐に留学は20年という規約を破り2年で十分マスターした、

 

と帰国しました。

 

 

その時の別れの会に500人が集まり、

 

引き留める唐の皇帝にお礼にと、ふすまに見事な書を

 

書いてきたそうです。

 

 

日本でも三筆の一人と言われています。

 

日本に密教今の真言宗を広め、沼地を開拓し代々の天皇に

 

可愛がられたそうです。

 

 

私も空海のことをもっと知りたい、と思い

 

6月に高野山に行くつもりです。

 

 

空海、というと難しそうですが、「沙門空海 唐の国にて 鬼と宴げす」

 

を読んで夢中になってしまったのは、

 

夢枕さんの筆力のためだと思います。

 

中身は史実に基づいていながら妖術を空海が使ったり

 

(実は目くらましの技)一気に読ませる力があるからでしょう。

 

 

まったく素人の私がこんな文章を書いて皆さんにお知らせしたい、

 

と思わせる空海さんの素晴らしさをあまねく表現しているからでしょう。

 

おしまいまで読んでくださってありがとうございます。