人それぞれ叶えたい願いは様々です。けれど、簡潔な言葉にしてしまうとそれほど種類は多くありません。
例えば、護摩焚き祈願で木に細々した願いごとを書き込んでも
僧侶が読み上げる時には心願成就・無病息災・家内安全・世界平和に要約されます。
無病息災は古今問わず人々の願いのひとつです
ここ数年はウイルス対策が取り沙汰されています。
でも、そもそもウイルスとはどんなものなのか?
改めて説明すると共に
病気予防のために、できることをお伝えしましょう
ウイルスって何?
・ウイルスは微生物の細胞を利用して自己を複製させる、極微小な感染性の構造体。つまり生き物に寄生しないと増殖できない
・核酸(DNA・RNA)をタンパク質の殻で包んでいるだけの構造
・生命の最小単位。細胞やその生体膜である細胞膜すらもたないので、小器官がなく単体では自己増殖することはない。非生物とされることもある
寄生する方法は、スパイクと宿主細胞への吸着
宿主側の細胞表面に「レセプター」といわれる鍵穴がある 。レセプターには本来、栄養素などがはまるが、ウイルスのスパイクは鍵と同じ形をしているため栄養素の代わりに鍵穴にはまって吸着される
スパイクの違いにより感染部位が変わる
•気管の細胞にインフルエンザのスパイクの形が鍵穴に合致する→咳や痰が出る
•小腸の細胞にノロウイルスのスパイクの形が鍵穴に合致する→下痢をする
ウイルスは人の細胞の壁を鍵穴が合ったところからスルンと入り込む
人の細胞の核に入り込んで、自分の複製を作らせて増殖します
核を奪われた細胞は本来の働きが出来なくなり、増殖するウイルスは広範囲の細胞の機能をどんどん落とし、人体としては弱っていく
病院では抗ウイルス内服薬が処方されますが、症状発現から72時間以内か、5日以内と早期服用が条件です
♦M2タンパク機能阻害剤
ウイルスのタンパク質の殻をはがして核酸をむき出しにする
♦RNAポリメラーゼ阻害剤
自己増殖のためのコピー機の電源を抜く
♦ノイラミニダーゼ阻害剤
細胞壁からの出口を塞ぎ外から鍵をかける
「じゃあ、薬を飲めばウイルスは消えるの? 」と期待しますよね。
残念ながら、そこにいます
薬を飲んでも、ウイルスは細胞の中にいるのです
たとえ薬を飲まなくても、人の体の中では免疫細胞がウイルスを発見して倒します
最後にリソゾームが取り囲んでウイルスを溶かすのですが、この時ATPというエネルギーをたくさん使います
ATPとは
アデノシン三リン酸でミトコンドリアで作られる
「生体のエネルギー通貨」と呼ばれ、体内で必要なエネルギーを供給する物質
でも、食品添加物やトランス脂肪酸を体内に多く摂っていると、その処理のためにATPを大量消費してしまい、
大事なウイルス除去の時にATPが不足してしまう
だから、日々、食べるものが大事なのです
病気とは、免疫異常の成れの果てです
インフルエンザウイルス
ノロウイルス
アデノウィルス
コロナウイルス
細菌など 外敵はいろいろいますが
最終的に自分の免疫でウイルスや細菌を殺滅しているのです
薬やワクチンがウイルスを殺すわけではない
では、病気予防のために、何に気をつければいいでしょうか?
口呼吸は免疫的に危険な状態
マスク生活で口呼吸をしている子供や大人が多い
鼻で息を吸いましょう
鼻は6つの空洞があり、異物を外に出すとか、加湿した空気を肺に送るなどの役割がある
鼻の穴は2つありますが、45 分周期で左右の鼻の穴が、吸うのを交代しているのです。片方は休んでいます
体内時計が狂うと、この交代がうまくいかなくなる
寝不足は体内時計を狂わせます。起きる時間は一定にして規則正しい生活をしましょう
体内時計のセンサーは額と目と、鼠径部とわきの下と膝の裏にあります。夏に海水浴にいくのは意味があって、夏の日差しで一年のリセットをしているのです
早起きは三文の得
なるべく早く起きて涼しい空気の中を散歩する。そして、早い時間に作業した方が労働効率はいい
夜遅くまで、ブルーライトの携帯を見ながら、お菓子食べて、朝、ギリギリに起きて、コンビニで缶コーヒーとサンドイッチを買って、口に押し込んで仕事に行く
知らず知らずのうちに身体を壊すことばかりしているんです
健康になりたければ
新しい何かに飛びつくのではなく、
昔から良いとされていることをするのが一番です
体に負担にならない「食」とは?
工場で作ったものを避ける
例えば、食パン
工場の製品は数日前に作られたものでも真っ白でふわふわやわらかです
余計な混ぜ物がない手作り食パンなら、焼いて一日経てばパンの水分が蒸発して硬くなるのが当たり前です。
経時的劣化をとどめてしまうのがトランス脂肪酸という石油から作った油です
トランス脂肪酸を含む食品の代表として
マーガリン
ショートニング
ファットスプレッド
これらを原料に使ったパンやケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などが挙げられます
トランス脂肪酸を避けるには
ケーキや菓子パン、スナック菓子、揚げ物を控えましょう
スーパーの棚に並んだ、おそらく数週間前に作られたスナック菓子にサクッ、パリッとした噛みごたえがあるのは、トランス脂肪酸という名のプラスチックでコーティングされているから
自分のカラダの中に入れるものにもっと注意を払いましょう
忙しい時は無理しなくていいけれど、
基本は、生鮮食材を買って家で調理したものを食べるとよいです
特に将来妊娠をのぞむ若い女性に気を付けてほしい
こんな事例があります
赤ちゃんがアトピーになって、お母さんが言います
「私が妊娠中にお菓子を食べたから、私のせいですね」
医師はこう答えました
「そうじゃないです。
妊娠中じゃなくて、母になる 2,3 年前から食べていたお菓子の中の食品添加物が子宮に溜まり、
添加物まみれの子宮内膜に、ちっちゃな卵が着床したからですよ」
子どもをコンビニのおにぎり食べさせて塾に通わせることに心血を注ぐのではなく、食に力を入れてあげましょう
食育が大事です
特別なことをしなくていいのです
無農薬野菜を作ろうと畑とか耕さなくていい
八百屋や肉屋、魚屋で買って来たものを、家で調理して食べさせればOK
噛むことも大事です。 口の中の衛生状態もキレイにしましょう
病気予防のためにできることは
自分の免疫力を落とさない生活をする
ずっと口を開けたままで息を吸うのは止めて、鼻で吸って鼻から吐く、あるいは口から吐く
早寝早起きの一定リズムで生活をする
工場で作られた加工食品は避けて、生鮮食材を買って家で調理する
よく噛めるように、口の中の衛生状態をキレイにする
そして、
慌てない
他人を傷つけない
不安を大きくしない
という精神力で毎日を過ごしましょう
りんどう妊活コンシェルジュ
藤本 美和恵
(看護師)
26年間、看護師として働いてきましたが、病気になる前に自分の身体をケアし整え、自己免疫力を上げ病気を防ぐことこそが、本当に大切で、必要な知識・技術だと考えるようになりました。子どもを授かるべき女性の「生み出す力」を手助けできることは社会貢献度の高さと共に、個々の幸せにも繋がる素晴らしい仕事だと思い日々お客様に向き合っています。