【回顧】皐月賞、手腕が光った戸崎騎手と川田騎手 | カンパイ氏の一口馬主ライフ

カンパイ氏の一口馬主ライフ

ライター。一口馬主ライフを楽しむため、2020年からブログ開設。これまで、クラブ誌や有名競馬ブログにも寄稿してきた。独自の分析方法を確立し、毎年主要クラブの募集馬を分析している。

みなさま、こんばんは。

カンパイ氏です。

 

 皐月賞はジャスティンミラノが大接戦を制しました。関係者の皆さまにまず、お祝いを申し上げたいと思います。本当におめでとうございました。

 

 ちょっとレースを振り返ります。パドックで一番良く見えたのはレガレイラでした。列の一番後ろを歩いていましたが、活気のある歩様と無駄のない馬体には、ほれぼれしました。76年ぶり、全然あるなと思いました。

 

 私が本命にしたのはメイショウタバルでした。パドックは悪くなかったですが、何と言いますか、迫力というか、オーラというか、G1馬にしては良くも悪くもこぢんまりとまとまっていた印象でしたね。

 

 レースではメイショウが先手を取ります。浜中騎手も気合が入っていましたね。前半1000メートルは57秒5のハイラップ。さすがに厳しくなりましたが、逃げ馬はこういうレースをするしかありませんから、悔い無しです。

 

 手腕が光ったのは川田騎手と戸崎騎手ですね。ハイラップになるのは予想できていたはずなのに、それでもスタートから促して位置を取りに行きます。戸崎騎手は当初から前に行くつもりだったそうですし、川田騎手もそうでしょう。当日の馬場をしっかり読んでいました。

 

 対照的になってしまったのがレガレイラです。スタートで遅れてしまい、1コーナーまでに位置を下げざるを得なくなります。結果論ですが、多少でも出していってホウオウプロサンゲの後ろ、アーバンシックの前に付けられていたら、接戦に持ち込めていたかもしれません。もともとスタートがゆっくりな馬ですし、ハイペースのレースも初めてですから、致し方ないですね。次走に期待です。

 

 2着のコスモキュランダは、モレイラ騎手の神騎乗でした。モレイラ騎手は折り合いの付け方が本当に卓越しています。脱帽です。3着ジャンタルマンタルは、やはり距離でしょうね。年末に比べてかなり力を付けている印象ですので、マイル路線で相当な活躍を見込めそうです。

 

 さて、勝ったジャスティンミラノは藤岡康太騎手が直前まで調教を付けていた馬です。友道調教師がレースを見ながら「康太、康太」と口にしていたという記事を読んで、涙がこみ上げました。間違いなく、藤岡康太騎手がいたから収められた勝利です。藤岡康太騎手にも、心からお祝いを申し上げたいと思います。

 

 今週も、来週も、その後も、ずっと競馬は続きます。全馬、そして全騎手の無事を祈りながら、これからも応援を続けていきたいと思います。

 

 それでは、またブログを書きますね。

 

カンパイ氏