【メイクデビュー】日曜デビューのクラブ馬たちの募集時レビューは? | カンパイ氏の一口馬主ライフ

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ライター。一口馬主ライフを楽しむため、2020年からブログ開設。これまで、クラブ誌や有名競馬ブログにも寄稿してきた。独自の分析方法を確立し、毎年主要クラブの募集馬を分析している。

みなさま、おはようございます。

カンパイ氏です。

 

 更新が遅くなりました。もう日曜競馬が始まっています。土曜の京王杯2歳ステークスはコラソンビートが突き抜けました。メンバーレベルはさておき、やはりボンドガールの新馬戦はすごかったんですね。

 

 さて、日曜デビューのクラブ馬について、いつものように、私が去年書いた「全頭完全評価(レビュー)」の内容を振り返っています。(*青字がレビュー部分です

 

■日曜京都4R(芝1600メートル)

・ラントリサント

86ローズノーブルの21

(ドレフォン、牝、黒鹿、3/21、吉岡辰弥、2,800万円、7.0万円)

【耐調教値】A

【血統】B

【早勝値】B

【潜在能力値】A

【総合評価】B

 血統的には父母のバランスは良い。馬体に目を転じると、四肢が非常に整っていて、好感を抱いた。馬体は現状で小さいものの、400キロ台半ばくらいには大きくなってくれる可能性もある。トモの容量は素晴らしく、順調に馬体が大きくなってくれれば、それに伴って立派な見栄えになってくれるだろう。距離もそれなりに融通が利きそうで、活躍を期待したいところ。悪くないのに総合評価をBランクにとどめたのは、値段が少し高いと感じたから。牡馬でこの値段であれば評価はもう一段階高くなった。

 

・ソルセルリ

41ペイドメルヴェイユの21

(ロードカナロア、メス、黒鹿、02/06、3,600万円、90万円、安田隆行)

【耐調教値】A

【血統】A

【早勝値】B

【潜在能力値】A

【総合評価】A

 初仔。現状でかなり小さいが、血統面、馬体面からは光るものを感じる。まず血統面は、父の成功パターンを抑えているし、翌年も父を付けているように牧場側の狙いは明確だ。馬体面は、小さいながらもトモの容量がしっかりあって、これは良い馬体に育ってくれそう。サイズも400キロ台半ばくらいまでは大きくなるだろう。成長が遅めな牝馬で、本来であれば嫌うところだが、出来の良さを重視して総合評価をAランクとした。馬体の小さい初仔の牝馬。そこまで人気にならないだろうから、第2、第3で狙えるならお得感もある。

 

・フルリール

52エリティエールの21

(ロードカナロア、牝、鹿、2/5、藤岡健一、4,000万円、10.0万円)

【耐調教値】C

【血統】B

【早勝値】C

【潜在能力値】C

【総合評価】C

 初仔。血統的には華々しいが、父母の相性という点では特筆すべきところはない。馬体面では、欠点が目立つ造りだった。まず左前肢が内向、右前肢が外向と、骨格自体がゆがんでいるように映る。歩様がぎこちなく見えるのはそのためだろう。トモの容量は物足りなく、今後も劇的に馬体重は増えなそうだし、変わり身も期待薄か。後肢の緩さが顕著で、成長自体も遅めの印象だ。推せるポイントが全体的に少ない馬で、値段も特に安い印象は受けない。見送りが妥当と判断する。

 

■日曜京都5R(芝2000メートル)

・シグネチャーセント

184アドマイヤアロマの21 ▲左飛節外顆骨片除去手術

(リオンディーズ、牡、鹿、02/08、3,600万円、90万円、橋口慎介)

【耐調教値】A

【血統】B

【早勝値】A

【潜在能力値】A

【総合評価】A

父は非常に様々な活躍馬を出しており、まだつかみどころがない。ただ、母系にサンデーサイレンスの血は必須で、本馬は最低条件はクリアしているとみる。母系をさかのぼっても比較的安定感のある血脈で、血統評価をAランクにするほどではないが、堅実な活躍は見込めると感じた。馬体面もなかなかだ。前肢が左右で少し長さの違いがあって、その分歩様が多少硬くなっているが、ギリギリ許容範囲。緩さを感じないので、比較的早めから力を発揮してくれそうだ。何と言ってもトモの容量が素晴らしい。値段もこの出来であれば納得でき、オススメできる1頭だ。距離適正はマイル。ダートでも潰しが利きそう。

 

 以上です。京都の4レースと5レースには【総合評価】Aランクの馬が出てきます。どちらも人気がないようですね。どんなレースをしてくれるでしょうか。応援したいと思います!

 

 日曜もとにかく全馬無事に。みなさま、ご武運を!

 

カンパイ氏