【メイクデビュー】土曜デビューのクラブ馬たちの募集時評価は? | カンパイ氏の一口馬主ライフ

カンパイ氏の一口馬主ライフ

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ライター。一口馬主ライフを楽しむため、2020年からブログ開設。これまで、クラブ誌や有名競馬ブログにも寄稿してきた。独自の分析方法を確立し、毎年主要クラブの募集馬を分析している。

みなさま、こんばんは。

カンパイ氏です。

 

 短期放牧に出つつ、ブログはしっかり更新します。シルクは本当に残念でした。はぁ・・・。

 

 でも、今週からまた3場開催。そしてルメール騎手も戻ってきます。デビューするクラブ馬たちを全力で応援します。

 

 それでは、去年私が書いた「全頭完全評価(レビュー)」を振り返っていきます。(青字がレビュー部分)

 

■土曜札幌5R(芝1500メートル)

・フラミニア

17リミニの20

(モーリス、メス、1/24、50,000円、国枝栄)

【耐調教値】A

【血統】B

【早勝値】A

【潜在能力値】A

【総合評価】A

 母系が良く出た素軽い歩様に好感。厚みもあるし、四肢も丈夫そうなので、しっかり鍛えて行けそうだ。競走馬になる上で大事な要素をしっかり備えている印象で、こういう馬は個人的には失敗が少ないと思っている。あとはレースにいってスピードがどこまであるか。スピードの有無は父の産駒の課題でもあるが、本馬はその課題をクリアしてくれそうな気もしている。値段的にも狙える。

 

・ブルーペクトライト

67ピースエンブレムの20

(サトノダイヤモンド、メス、3月8日、60,000円、池添 学)

【耐調教値】B

【血統】B

【早勝値】B

【潜在能力値】B

【総合評価】C

トモの容量は十分で、レースの時は500キロ近くの、かなり見栄えのする馬体になっていそう。ただ、その反面で四肢が貧弱に映る。特に両前肢の繫ぎが軟らかすぎるように見える点が気になった。母の産駒はとにかく体質が弱く、本馬も目に見えない弱さがなければいいな、と思う。このように、色々とリスクがある馬なので、あえて狙わなくてもいいかな、という意味で総合評価を厳しくした。もちろん、無事に行ってくれれば良い意味で評価を裏切ってくれる可能性もあるが。

 

■土曜新潟5R(芝1600メートル)

・ルージュクレセント

3プレザントケイプ20

(ドゥラメンテ、メス、2月29日、7万円、国枝栄)

【耐調教値】A

【血統】A

【早勝値】B

【潜在能力値】A

【総合評価】A

 皮膚が薄く、この時期にしては毛づやが素晴らしい。体質の強さがうかがえる。歩様には伸びがあって、四肢もしっかりしている。トモはかなり緩いので「早勝値」は下げたが、容量は十分で、かなり見栄えのする馬体に育ちそう。血統的にも合格点。非ノーザンではあるが、これは狙って面白い良駒だ。

 

・エナジーチャイム

10カリンバの20

(エピファネイア、メス、1/16、60,000円、手塚貴久)

【耐調教値】A

【血統】B

【早勝値】A

【潜在能力値】A

【総合評価】A

 血統的には非常に緩そうだと思ったが、動画を見るとそうでもない。むしろ動きが機敏で緩さもさほどなく、これなら早くから力を発揮してくれるかもしれない、と思った。馬体の厚みという意味では物足りないが、トモの容量は十分。これから身体が増えてくれば、最終的に見栄えのする馬体になりそうだ。狙って良いと思う。

 

■土曜新潟6R(芝1400メートル)

・ヴゼットマシェリ

73ヴゼットジョリーの20 ▲熊癖

(マインドユアビスケッツ、メス、4月27日、45万円、牧浦 充徳)

【耐調教値】C

【血統】A

【早勝値】B

【潜在能力値】B

【総合評価】B

 馬の出来自体は悪くない。トモの容量もなかなかで、しっかり鍛えていけば良い馬体になりそうだ。ただ、熊癖が良くない。もともと小さな馬で、どんどん身体を増やしていきたいところだが、熊癖はなかなか食べたものが身にならないデメリットがある。素質はあっても、そういった要素で力を発揮できなくなる可能性がある。

 

・クロスリーフ

79ラテアートの20

(シルバーステート、メス、4月5日、50,000円、池江 泰寿)

【耐調教値】A

【血統】B

【早勝値】C

【潜在能力値】B

【総合評価】B

遅生まれでもあり、かなり幼い馬体なのは仕方ない。ただ、頭の大きさと体の造りがどこかアンバランス。腹回りは骨が浮き上がって見え、ノーザン育成にしてはちょっと栄養が足りていないのでは?と思わせる。つまり、あまり体質が強くないのでは?と懸念。脚元の造り自体は綺麗なので、しっかり体質を強化してトレーニングを積んでほしい。ただ、池江調教師は基礎体力がしっかり付かないと入厩もさせてくれないので、そのあたりは長い目で接したい馬だ。

 

・ハーエクセレンシー

15ハーエミネンシーの20

(ダイワメジャー、メス、3月28日、50万円、大和田 成)

【耐調教値】B

【血統】B

【早勝値】C

【潜在能力値】B

【総合評価】B

 血統的にはダートに出そうだと思ったが、それにしてはトモが少し物足りなかった。現状では緩く、少し時間がかなりそうな印象もある。ダートを主戦場にするならもう少し筋肉が付いてきてほしいところで、血統と実馬の印象が合致していないと判断。お手頃価格だが、あまりオススメはできない。

 

・オランジー

32サトノオニキスの20

(ドレフォン、メス、2/22、36,000円、青木孝文)

【耐調教値】A

【血統】A

【早勝値】A

【潜在能力値】A

【総合評価】A

 これは面白い存在だ。馬体は大きくないし、造りを見ても今後もそこまでサイズアップは見込めないだろう。ただ、四肢の運びはスムーズだし、トモの容量も十分。何より、緩さが解消されつつあって、早めから力を発揮できそうな点にも好感を持った。価格は安めで、この出来であれば十分狙って面白いと思う。

 

 以上です。今週は大量出走ですね。全馬無事に、と祈りつつ、結果にも期待です。それではみなさま、ご武運を!

 

カンパイ氏