きもの専門店らしい、季節感を大切にして楽しむ心をもちたい。 | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

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名古屋市中村区大門商店街にある
きもの美濃幸 ラ・クロシェット
の日々の徒然です!

名駅西、名古屋市中村区大門にあります、

着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸

3代目若だんなですウインク

 

きもの美濃幸公式HPはこちらキラキラ

http://kimono-minoko.nagoya/

 

 

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先日ご来店くださったお客様に、

 

「春らしい花柄に溢れた店内だね」

 

とお言葉をいただきました。

 

 

そこから話が膨らみ、

 

「春だから意識してこの陳列にしているのか」

 

「季節に応じた何かを心掛けているのか」

 

「そもそも季節感って何なのだ」

 

などなど、

 

男性で好奇心旺盛なお客様という事も相まり、

私なりの考えをお話しいたしました。

 

 

 

着物における季節感とは、

 

春夏秋冬の四季に応じた色柄や素材を、

選んでご提案したり、ご着用頂くもので、

着物の世界では四季の4分割に限らず、

数週間、数日のために身に付ける物も、

存在しています。(無双など)

 

 

春には春の色柄。

 

夏には夏の色柄。

 

桜は春を代表する花のひとつであり、

ピンク色と黄緑色があれば、

自然と春を感じるのが日本人ですし、

桜を見ても同様の事を感じます。

 

 

 

 

他の四季もそれぞれ。

 

 

季節ごと、

お召しになる方と、

その着姿をご覧になる方の双方向で、

今在る季節を感じ、心を寄せることが、

着物なりの季節感の楽しみ方だと、

私は思っています。

 

 

そのはじまりはどこかなと考えると、

平安時代後期に成立をした、

十二単の『襲(かさね)』に遡るのかなと

自分なりに考えました。

 

 

 

折々のTPOを考え、

 

今在る季節感に想いを馳せ、

 

それに見合う色合わせ「襲」が出来る女性が、

スマートであり、品格をまとう慣習。

 

 

今の時代の、

着物におけるドレスコードと、

まったく同様です。

 

 

 

女性同士のマウンティングや、

権力争いには興味はありませんが(汗)、

 

こうして季節を愛で、今を大切にし、

それを表す事で楽しみに繋げる気持ちは、

とても日本人らしい良き心持ちですし、

四季がある国に生まれた、

独自の考え方の様に思います。

 

 

 

 

温暖化や猛暑化など、

平安時代の四季とは変わってきており、

暑い日に袷着物へ袖を通す事など、

まったくもって不条理な気持ちになりますが、

 

そうした環境の変化は柔軟に受け入れつつ、

ずっと大切にしてきた想いの部分は、

忘れずにいたい、大切にしたい。

 

 

 

それが、きもの専門店らしい、

そしてきもの美濃幸らしい、

季節感の在り方だと、

 

 

改めて心に落ちる、

好奇心旺盛な男性のお客様とのご接客でした。

 

 

 

 

名駅西、名古屋市中村区大門にあります、

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