名駅西、名古屋市中村区大門にあります、
着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸 、
3代目若だんなです
きもの美濃幸公式HPはこちら
ブログ・SNSの掲載商品のご購入は、
公式オンラインショップから。
昨年からスタートしました、
きもの美濃幸の新事業
「きもの美濃幸 縫いもの工房」
私の妻である若女将が、
得意の縫いもの仕事をお承りする、
オーダーメイド事業です。
詳しくは、
のInstagramをご覧ください
先週末、
ご新規のお客様からお電話を頂き、
ご相談のお話を聞くと、
「義母の黒留袖をリメイクしたい。」
との事。
その方があるお店で相談したら、
そのお店の店員さんが、
美濃幸のフォロワーさんだったらしく、
「一度連絡してみたら?」という事になり、
ご連絡を頂いた次第です
今の時代、
どこにご縁が繋がっているのか、
分からないですね
さて、
更に詳しくお聞きすると、
お客様はグローバルなお仕事をされており、
「来週ドバイに仕事で向かうので
現地に持っていき着たい。」
との事!
日にちもないので急いでご来店頂き、
打ち合わせをして仕上げたものが、
この黒留袖から作り上げた
フレアスカートになります。
ドバイというと、
文化も風習もまったく違う国。
現地で失礼にならないスカート丈を伺い、
また現地の女性が身に付ける衣装である
「アバヤ」のイメージを持たせるために
黒ベースでも着れる事。
加えて、私が拝見するに、
身頃の刺繍の柄が大変見事だったので、
きもの屋として、
この詩集の絵羽柄を活かしてあげたいと思い、
若女将と柄合わせや黒の分量を
相談~調整しながら仕上げたました。
私と違い、仕事が早い若女将(笑)
イメージが出来上がれば、
あっという間に縫い上がり、
過日にご納品。
出来上がりをご覧頂くと
予想以上の出来上がりにご満足頂けた様子。
何よりもホッとし、嬉しい事でした
柄と黒とを交互に配してあるので、
前に出す所によって、
ガラッと雰囲気が変わるのがポイント。
前身頃の豪華な柄も、
絵羽柄で活かし、
後ろ身頃にあった鶴の柄も、
絵羽柄として活かす事が出来ました。
ウエストをくるくる回せば、
出すところによって豪華にもシンプルにもなる、
なかなかの優れもの。
お客様も着ていく場によって、
変えながら楽しんでみますとの事でした。
この一着、
お客様の現地でのお仕事を終えた時に、
一緒に仕事をした現地の方に
プレゼントをされるかもとの事。
そのお話しを聞いて、
きもの屋として何とも言えない嬉しさが、
こみ上げてきました。
海を渡り、文化を超えて、時代も超えて、
和装の魅力や日本の染織の素晴らしさが
伝わって行くことがきもの屋として嬉しく、
その様な事に携わる事が出来て、
誇らしい気持ちにさせて頂きました。
お客様はそろそろ機上の頃。
F様、誠にありがとうございました。
お気を付けていってらっしゃいませ!
名駅西、名古屋市中村区大門にあります、