男のきものっていかが?2022 その15 ~肌寒い初夏に着る、袷の心地好さ。~ | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

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今日は、少し肌寒さを感じる一日。

 

 

私は早々に袷が過ぎ、

単衣に袖を通していましたが、

それでは風邪をひくと感じて(大袈裟w)、

袷に袖を通しました。

 

 

選んだ袷の長着は、

塩沢御召の一着。

 

大島紬の袖なし羽織と合わせました。

 

 

塩沢御召の質感は心地よく、

サラッとした生地感と、薄目の織り上がりは、

袷にしてもその良さを実感できます。

 

 

また、真綿系の紬と違い、

空気を含みにくい素材なので、

袷でも発散性の高さを感じます。

 

 

八掛は、表地の同系色。

 

 

羽織紐は少し、遊びを入れました。

 

 

最近は気候が変わり、

5月も半ば過ぎてしまうと、

本来の季節である袷の着物とは、

縁遠いものになりがち。

 

袷に袖を通す期間が短くなり、

単衣に袖を通す期間が長くなりました。

 

 

とはいえ、

 

袷には袷の、単衣には単衣の、

それぞれの良さがあり、

 

時々の気候や気持ちに合わせて、

自由に選び、袖を通すことが、

着物らしい季節の楽しみ方だと、

私は思います。

 

 

小寒い初夏に感じた、袷の心地好さ。

 

 

皆さまも季節と共に、

素敵なきものと在る時間をお過ごし下さい。

 

 

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