名駅西、名古屋市中村区大門にあります、
着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸 、
3代目若だんなです
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若だんなの着物姿から、
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昨年、
最後のブログにてご紹介をしました、
私愛用の紬生地の兵児帯。
本年も引き続き、日々結んでいます
祖父の頃の商品として仕入をしたもので、
残念ながら行き先が見つからず、
そのまま倉庫に眠っていた兵児帯さん。
かなりしっかりとした紬生地を使い、
そこに豆絞りや、
縫い締めの染め分けがされており、
シンプルながらも、デザインは秀逸。
昔の普段着きものアイテムって、
本当に良く出来たものが多いです。
日常的に着るユーザーさんが多かったので、
それに見合う商品が作られており、
帯にしろ、下着類にしろ、
「着る事」に主眼が置かれた、
ものつくりがされています。
今の時代、
普段着きものユーザーが増えてきたとはいえ、
50年前に比べれば市場自体が何十分の一。
「同じものを作って」
と、
無為に産地にお願いするのも、
申し訳ないくらいで、
「50年前と同じくらい、美濃幸さん仕入れてね」
と言われれば、ぐうの音も出ず。
(そんな事を言われる産地はありませんが)
でも、
私が日々、店に立っていて感じる事は、
やはり「着物を着たい」と思われている方が、
男女問わず増えてきているのが実感なので、
私が出来る範囲で、注文を掛け、
ご縁のあった皆さまの勝手の良い商品を、
お届けする事が叶えばと思っています
ところで、
この兵児帯には当時の値札が付いており、
それを見ると、、、
8,800円!!
おじいちゃん、、
お客さまのために言っても、
ちと安すぎやしませんか??
今なら生地代にもならず、
もちろん仕入値にもならないですね
物価の違いはあれども、
これが流通する事のメリットなんだと、
改めて実感。
そのためにも、
今日も気張って、上機嫌で、
商いをしたいと思います
名駅西、名古屋市中村区大門にあります、