名駅西、名古屋市中村区大門にあります、
着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸 、
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若だんなの着物姿から、
男の着物の楽しみ方を紹介する、
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来たる袷の季節に向けて、
昨シーズン着こなした着物たちを、
洗い張りに出し、仕上がってきました。
今回出したのは、
織司なかむらさんの紋御召と、
若草色の小千谷紬の二反。
どちらもお気に入りの袷で、
お気に入りだからこそ、着る回数も多く、
その分、他のものより痛みやすくなっています。
ので、洗い張りも今回で2~3回目。
誂えたのは、共に7年ほど前なので、
2~3年に一度は洗い張りをしている、
計算になります。
「洗い張り」とは、解いた布を水洗いする事。
着物によく使われる、
絹や麻、木綿などの天然繊維は、
水洗いをする事で糸の汚れが落ちやすく、
また本来の素材の良さが戻ってきます。
この二反も、地模様の美しさが際立ち、
またシャキッとした生地感が戻りました。
リセットをするというより、リファインする感覚。
着心地良く着る事が出来るのは、
日々着る私にとっては大切な事です![]()
洗い張りをお願いするのは、
「おおつき工芸」さん。
当店の悉皆仕事のほとんどをお願いする、
信頼をしている職先さんですが、
そんなおおつきさんから、
こんなコメント付きで戻ってきていました。
7年間着ているので、
大分生地が弱ってきた事かな?
ただ、正絹の生地、
特に織司なかむらさんや小千谷紬は、
かなり生地が丈夫なので、
どのあたりが痛んでいるか、
自分でもチェックしてみます。
確かに、所々穴らしきものが開いています。
恐らく、八掛との縫い合わせの辺り。
八掛はどうかと確かめてみると、
ご覧の通りのボロボロ具合でした![]()
まだマシなところでも、
結構な穴あき具合。。。
八掛、特に裾に関して言えば、
どうしても擦り切れてしまうので、
私的には八掛は消耗品のひとつ。
普通、男性用の裏地は、
「通し裏」という胴裏部分と八掛部分が、
同じ布で仕立てをするのですが、
私は女性用と同じように、
胴裏は白、八掛は別につけています。
そうしておけば、
この様に八掛が擦り切れてしまっても、
内揚げに残っている八掛を出して、
切れている部分を隠す事も出来ます。
表生地全体をチェックしましたが、
おおむね、そのまま仕立てても大丈夫そう。
これで仕立てに回す事にします![]()
洗い張りというと、結構大仕事の様に思い、
また費用も掛かる様に思いますが、
丸洗いや染み抜きで落ちない汚れ落としや、
弱ってきた裏地や縫い糸を、
定期的に交換する機会として活用すると、
お気に入りの布を一層長く、
愛用する事が出来る様になります。
行う季節は、衣更えの時がおすすめ。
今の時期でいえば、
夏衣の洗い張りを今から段取りして置けば、
来年の夏衣の始まりには、
気持ちよく着て頂く事が出来ます![]()
定期的なメンテナンスとしての洗い張り。
行ったことが無い方は、
是非一度、お試しくださいませ![]()
名駅西、名古屋市中村区大門にあります、





