男のきものっていかが?2020 その20 ~洗い張りのススメ。~ | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

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若だんなの着物姿から、

男の着物の楽しみ方を紹介する、

 

男のきものっていかが? シリーズ

 

 

全100回+α 過去のまとめはこちら

男のきものはここを見て♪~総集編~

 

2017年版はこちら

男のきものはここを見て♪2017総集編

 

2018年版はこちら

男のきものはここを見て♪2018総集編

 

2019年版はこちら

男のきものはここを見て♪2019総集編

 

 

来たる袷の季節に向けて、

昨シーズン着こなした着物たちを、

洗い張りに出し、仕上がってきました。

 

 

今回出したのは、

織司なかむらさんの紋御召と、

若草色の小千谷紬の二反。

 

どちらもお気に入りの袷で、

お気に入りだからこそ、着る回数も多く、

その分、他のものより痛みやすくなっています。

 

 

ので、洗い張りも今回で2~3回目。

 

誂えたのは、共に7年ほど前なので、

2~3年に一度は洗い張りをしている、

計算になります。

 

 

「洗い張り」とは、解いた布を水洗いする事。

 

着物によく使われる、

絹や麻、木綿などの天然繊維は、

水洗いをする事で糸の汚れが落ちやすく、

また本来の素材の良さが戻ってきます。

 

 

この二反も、地模様の美しさが際立ち、

またシャキッとした生地感が戻りました。

 

 

リセットをするというより、リファインする感覚。

 

着心地良く着る事が出来るのは、

日々着る私にとっては大切な事です音譜

 

 

洗い張りをお願いするのは、

おおつき工芸」さん。

 

当店の悉皆仕事のほとんどをお願いする、

信頼をしている職先さんですが、

 

そんなおおつきさんから、

こんなコメント付きで戻ってきていました。

 

 

7年間着ているので、

大分生地が弱ってきた事かな?

 

ただ、正絹の生地、

特に織司なかむらさんや小千谷紬は、

かなり生地が丈夫なので、

どのあたりが痛んでいるか、

自分でもチェックしてみます。

 

 

確かに、所々穴らしきものが開いています。

 

恐らく、八掛との縫い合わせの辺り。

 

 

八掛はどうかと確かめてみると、

 

 

ご覧の通りのボロボロ具合でしたあせる

 

 

まだマシなところでも、

結構な穴あき具合。。。

 

 

八掛、特に裾に関して言えば、

どうしても擦り切れてしまうので、

私的には八掛は消耗品のひとつ。

 

 

普通、男性用の裏地は、

「通し裏」という胴裏部分と八掛部分が、

同じ布で仕立てをするのですが、

 

私は女性用と同じように、

胴裏は白、八掛は別につけています。

 

 

そうしておけば、

この様に八掛が擦り切れてしまっても、

内揚げに残っている八掛を出して、

切れている部分を隠す事も出来ます。

 

 

表生地全体をチェックしましたが、

おおむね、そのまま仕立てても大丈夫そう。

 

これで仕立てに回す事にしますニコニコ

 

 

洗い張りというと、結構大仕事の様に思い、

また費用も掛かる様に思いますが、

丸洗いや染み抜きで落ちない汚れ落としや、

弱ってきた裏地や縫い糸を、

定期的に交換する機会として活用すると、

お気に入りの布を一層長く、

愛用する事が出来る様になります。

 

 

行う季節は、衣更えの時がおすすめ。

 

 

今の時期でいえば、

夏衣の洗い張りを今から段取りして置けば、

来年の夏衣の始まりには、

気持ちよく着て頂く事が出来ますアップ

 

 

定期的なメンテナンスとしての洗い張り。

 

 

行ったことが無い方は、

是非一度、お試しくださいませ虹

 

 

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