秋の季節を磨かれた美意識と共に。~小倉淳史 九寸名古屋帯「露芝に楓銀杏辻が花」~ | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

名古屋市中村区大門商店街にある
きもの美濃幸 ラ・クロシェット
の日々の徒然です!

名駅西、名古屋市中村区大門にあります、

着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸

3代目若だんなですウインク

 

2017年1月 HPをリニューアルしました!!

   http://kimono-minoko.nagoya/

 

 

四季折々の美意識を、

自身の個性とと共に身に纏う事が叶う、

着物の美しさと魅力。

 

 

深まる秋の頃は、

色も景色も日一日と様変わりしていき、

その楽しみも一際の事と思います。

 

 

そんな彩り鮮やかな季節に、

愛してやまない作家の帯が入荷しました。

 

 

小倉淳史 九寸名古屋帯

       「露芝に楓銀杏 辻が花」

 

 

ブログでも度々登場をし、

その度に私の想いを文字にしていますが、

 

洗練された美意識と感性を持ち、

伝統に最大限の敬意を払い、

古典的なものに即しながらも、

とてもモダンな色彩感覚で、

心を掴んで止まない染色家、

小倉淳史先生の作品です。

 

 

今までも、帯から訪問着など、

色々とご紹介をししてきました。

 

詳しくはこちら

美意識の極みの世界を。

一色に作り手の心を感じる。

 

 

小倉先生の経歴や、

氏に対しての私の想いなどは、

↑の過去のブログをご覧頂くとして、

 

今日ご紹介する一品は、

8月頃に小倉先生の作品を一手に扱う、

懇意の問屋さんから、

 

「美濃幸さん、

秋に最適でお好みの品が上がりました。」

 

とのお声を掛けて頂き、

一目見て仕入れをさせて頂いた、

小倉先生の作品では毎回同じ、

二つ返事での仲間入りとなった一品です。

 

 

露芝の流れの中に、

楓・銀杏といった秋を感じさせる柄を、

一針一針ごと絞っては柄を施し、

 

また銀杏の一部は、

カチン染で繊細な柄表現がなされ、

辻が花の世界観が広がります。

 

 

辻が花とは、

 

室町時代中期~江戸時代初期の間に、

制作をされた染物(小袖)のことで、

本来は技法というよりは、

呼称に近かったのではと思われます。

 

 

まだ友禅技法が確立する前、

柄を成し、色を染め分ける染色技法は、

絞り染が最たるもので、

 

より繊細な輪郭や、

細やかな色の表現が成されたものが、

その時代の権力者、戦国武将たちの、

心を掴んだのではと思います。

 

 

その後の辻が花は、

徳川家康の死去と共に、

表舞台から姿を消したのですが、

 

京都で130年以上も続く染色家、

小倉家の四代目当主である、

小倉健亮氏の下で大華を成され、

その子である、小倉淳史氏へと、

受け継がれてきました。

 

 

小倉淳史氏が手掛ける一品は、

着手を美しくする事に心血が注がれ、

決して作り手だけの技法に走らず、

着手あってこそ想いが、そこにあります。

 

 

これも何度も書いていますが、

私がいつも一品に向き合い想う事は、

選び抜かれた色の素晴らしさ。

 

伝統的なものを大切にしつつも、

現代の女性、感性を磨かれた方の心を、

掴んで止まないものが、そこにあります。

 

 

 

ちなみにこちらは前腹の様子。

 

 

日本の四季に想いを馳せ、

 

日本の色に敬意を払い、

 

その感性に共感する全世界の女性の心を、

いつの時代も掴んで止まない、

小倉淳史氏の色の世界観。

 

 

一本の帯を通して、

そんな一人の染織家の美意識を感じ、

共感して頂ける方を作る事が出来れば、

着物屋として何よりの事だと思います。

 

 

名駅西、名古屋市中村区大門にあります、

着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸

3代目若だんなでしたウインク


にほんブログ村 ファッションブログ 男性着物・和装へ
にほんブログ村