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着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸 の、
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今日は午前中、お呼ばれからの外出。
暑くなるとそんな事も少なくなり、
もしくはドレスコードに、
「浴衣」が加わる事が多くなるのですが、
今日はホテルでの会食なので、
今夏初の正絹でのコーディネートにしました。
小千谷の夏紬に紙布の角帯、
黒の紋紗羽織を合わせましたが、
私の中では定番&安心の組み合わせ。
今のご時世、そして夏に限れば、
この組み合わせで、
大体の場所を済ませられます。
小千谷の夏紬や、紙布の角帯など、
色々と書きたいものはありますが、
今日のブログでは、
「黒紋紗羽織」
について、
色々と書いてみたいと思います。
この羽織を誂えたのは、10年ほど前。
その頃は今よりも着物の事を知らず、
(今でもまだまだですが汗)
夏の羽織というよりは、
「真冬以外に着れる軽い羽織」
という用途で誂えた様に思います。
なので、
11月や3月頃も袖を通していた記憶があり、
今思うと、若く知識も経験もない頃だったから、
何も気にせず羽織れたなと、
少し年をとり、色々な知識も経験も得た、
今の自分なりに感じています。
お洒落で着るのであれば、
着たいように着ればいいという心から、
一歩客観的な視点に立ち、
季節感やしきたり、
それを楽しまれている人の心も想う事は、
大切な気持ちのひとつ。
そうした心を持てるようになれた事と、
他者の目を気にする様になってしまった事を、
同時に感じたりもしています。
そんな話はさておき、
今の私にとっての紋紗黒羽織は、
今の季節に欠かせないアイテム。
夏の黒の美しさと粋さを感じながら、
どんな席にも無難に着こなせる事が、
私の様に日常的に着物を着る人にとって、
大切なことになります。
ただひとつのメリットでありデメリットは、
左の外袖に柄が入っているという事。
誂える際に、
ここにだけ、柄を入れてもらいました。
この紋紗羽織は、誂える時に色と柄が選べ、
その時、柄は二つまで選べたのですが、
天邪鬼な私は、ひとつだけを注文。
その柄がこれになります。
この羽織を着ていると皆さまに、
「素敵な羽織! この柄は何??」
という話に必ずなり、
そこから柄当てクイズをするのですが、
一発で正解された方は、ほんの数名。
色々な回答を頂き、
なかには「アンモナイト!」という珍解答も(笑)
答えは、
「狸」
「他を抜く。(たぬき)」という言葉かけや、
徳利に笠、大福帳を持つ商売の縁起物であり、
何より可愛らしいシルエットに惚れて、
これにしたのですが、
本来、入れるはずだったもう一つの柄は、
狸の表情が入った、表の柄。
表を選ばず、裏を選んだ辺りも、
私の天邪鬼っぷりを表しているかの様です。
でも今思うと、裏にしておいて正解。
この方が謎かけ感がありますし、
柄を通して、皆さまとも話が盛り上がる、
ご縁を結んでくれる一着になりました。
そんな私の、黒紋紗羽織。
お客様から
「夏の羽織は?」
とご注文を頂いたら、
迷わず黒無地の(紋)紗羽織を、
お勧めしています。
着物を日常的にお召しの方や、
お茶などのお稽古をされている方には、
とても便利な一着。
夏の黒が持つ涼感と粋さを、
同時にお楽しみ頂けたらと思います。
名駅西、名古屋市中村区大門にあります、


