名古屋市中村区のきもの美濃幸 、
3代目若だんなです![]()
今月の陳列のお気に入りは、
壁面のコーディネート三品。
左から、
「飯田紬の無地」に、
「伊那紬の市松取り名古屋帯」。
「縹紬の絵絣」に、
「藤井絞の茜麻の葉柄名古屋帯」。
「蝋梅の付下」に、
「織楽浅野の綾縅紋名古屋帯」。
どの着物も名古屋帯も、
ブランド名や産地名ありきで仕入れたものは、
一つとしてなく、
また仕入れた頃も問屋さまも、
一つとして同じではないのですが、
こうして自然と組み合わさり、
どれも「美濃幸らしさ」を表現してくれている事は、
着物屋として本当に嬉しいことです。
いつも模様替えをする時、
商品たちを置いてある棚の前に座り、
頭の中にあるイメージをもとに、
ひとつずつ棚から反物を下ろして眺め、
そのイメージに添う様な色柄を見つけては、
着物と帯を組み合わせ、
実際に組み合わせてみては、
ああでもない、こうでもないと試行錯誤をし、
一からやり直しと、
一日二日と、
結構な時間が掛ってしまうこともしばしば。
でも今回は、
この一目惚れの帯×3本のおかげで、
半日ほどで決まりました。
毎回、新しく仕入れをした着物たちを、
模様替えをして並べるとき、
いつも想うことですが、
こうして新しい商品に出逢う事が出来、
そしてそれを、
自分の店で仕入れる事が出来るという事は、
今や当たり前のことではなく、
本当に有難いことだと、
問屋さまに伺う度、
産地の皆さまとお話をする度に思います。
「物を作れる。」
「物を手にとれる。」
という当たり前は、
着物業界に限らず、
どの伝統産業・手工業の分野でも、
失われつつある「当たり前」で、
「物はあるけど欲しい物がない。」
なんて言葉が、
現実のものになってしまう世の中も、
もしかしたら、
そう遠い未来ではないのかも知れません。
だからこそ、
縁があり、手にする事が出来たものは、
本当に有難いものと感じますし、
一層自分の見聞や教養を広げ、
確かな「観る眼」を養う努力を、
重ねなければいけない。
なーんて、
小難しいことを考えてみたりしながらも、
でも実際に仕入れをし、
12月の店頭を彩ってくれている着物や帯は、
直感的に「好き」と思わせてくれた、
一目惚れの一品ばかり。
理屈で考えながらも、
全く理屈でない部分に突き動かされている、
まだまだ未熟な若だんなです![]()
ご来店の皆さまにも、
そんな理屈や肩書きではない、
「好き」、「綺麗」、「着てみたい」
という、
直感的な、最も楽しい気持ちで、
寒くも暖かさを感じる、
きもの美濃幸らしい12月の装いを、
お楽しみ頂けたらと思います。
皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。
名古屋市中村区のきもの美濃幸
、
3代目若だんなでした![]()
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました
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