秋の京都へ その4です![]()
※今までのブログはこちら
その1(しょうざんさんの色無地紹介)
http://ameblo.jp/kanossa/entry-11066371521.html
その2(黄八丈 山下芙美子先生との出逢い)
http://ameblo.jp/kanossa/entry-11067409627.html#main
その3(組帯の紹介)
http://ameblo.jp/kanossa/entry-11068388072.html#main
その3に引き続き、千切屋さんのきもの創りをご紹介します![]()
ここで皆様に質問です![]()
きものってどうやって造っているのでしょうか![]()
図案を書いて、生地に下絵を描いて、柄を染める・・・。
きもの屋さんも解っているようで、
実は解っていない事なのではないのでしょうか![]()
今日は昔ながらの職人技である
「図案から下絵をおこす」
事を紹介します![]()
きものや帯を造るには、
その下絵を造る為の図案を造る職人さんがいます。
今はパソコンで図案を造る方もいるようですが、
千切屋さんでは「図案士」という方がいらして、
その方が昔の文献や資料を基に一枚の図案を造り上げます。
下の写真は、その図案士さんの作業場
あまり写真を撮れませんでしたが、
机の周りには、正倉院文様の図鑑や、工芸作家たちの作品集、
また、日本のものだけでなく、
ヨーロッパの工芸品の作品集もありました![]()
図案士さんが造り上げた図案がこちら![]()
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ぱっと見た目では分かりづらいのですが、
上の写真は紙の上に描いた絵です
この図案を基に、下の写真の様な
きものや帯が造られていきます。
ちなみに、左がきもの、右は染め帯です。
図案を見ているだけで、惚れ惚れしてしまいます![]()
図案の大きさは縦60センチ・幅30センチくらいです。
下の写真の様に柄の一部の様な図案も、
染め職人さんの感性が加わると、
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こんな素晴らしい振袖になります![]()
図案通りではないですが、
ちゃんと図案のイメージは活きています![]()
図案士の感性と染め職人の感性のコラボです![]()
また、図案は染めの物だけでなく、
帯と言った織物を造る時のも図案化されます。
下の写真の様な図案も
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帯になると、こんな雰囲気に![]()
地色が違うだけで、こんなにも変わります![]()
柄をアップにすると、
図案の雰囲気は残っています![]()
文様の知識がなければ出来ないですし、
知識だけで、色や柄の配置のセンスが無ければ、
きものや帯には出来ません![]()
使っている文様は1000年以上までの文様なのに、
まったく古臭く見えないのは、
図案士さんが、その時代時代に合わせた色を使い、
柄を配置しているからです![]()
私たちきもの屋は、
お客様に商品の説明をする時に、
「染めの大変さ
」や「織りの大変さ
」
ばかりをお客様にお話しする事が多いのですが、
今日ご紹介した図案士さんの様に、
縁の下を支えてくれている職人さんが、
今も伝統の技術を守っているから、
今もこうして素晴らしい作品が残っているのだと実感しました![]()
最近は染め(プリント)の技術が発達して、
インクジェットのプリンタで、生地に柄を置く事が出来ます。
家庭用のプリンタの大型版みたいなものです。
今日紹介した図案士さんの様な仕事は、
パソコンがやってくれる時代です。
今日は、伝統技術を学び知りながら、
日本女性のきもの離れの一つに、
「きものは、値段が高い
」
というのがあるのは、間違いのない事です。
その企業努力として、パソコンの導入や、
プリンタの導入があってもしょうがない事と思います。
その反面、そういったものを導入する事によって、
多くの技術を持った職人さんが職を失っている事も事実です。
「きものはあこがれの存在だから、安易に安くするのは良くない」
「でも、もっと気軽にきものを楽しんでもらいたい!」
どちらもお客様から見た正直な意見とは思いますが、
このブログを読んで頂いている方々は、
どのようなご意見をお持ちでしょうか![]()
きものの将来を考える若だんなでした![]()
秋の京都へシリーズも、とうとう佳境へ(まだ続くのか
)
次回は、きものから離れて、
京都の素敵なお店をご紹介したいと思います![]()
お楽しみに![]()
皆様からのクリックに感謝します![]()













