本気のボランティアって意外に思えるだろうけどとても孤独なんですよ。 | LOVE&PEACE ‐ NOA いぬ・ねこの里親募集

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team NOA(一般社団法人LOVE&PEACE)
大阪、関西で 捨てられた子たちの里親探しをはじめどうぶつ達が幸せに暮らせる社会にするための活動を行っています。

熱を出して丸々一週間。

このまま治らないんじゃないかと不安になりましたが、今朝やっと少し楽になった感じ。

長かった~。

まだしんどいけどだいぶましになった気がします。

さて。

ボランティアやってる人たちってたくさんの仲間がいて、お互いに支えあいながらやっていて、困難にも手に手を取り合って頑張っていける、勇気100倍っていうイメージで見ている人も多いでしょう。
 
確かにたくさんの仲間がいて同じ思いをもって同じ方向に向いて頑張っていける面はあります。
 
ただ、責任を持って携わっている人ってほんのわずかなんです。
 
できるときにできることをお手伝いするっていうのが一番やりがいをもってできるんじゃないかなって思います。
 

 

でも我々は命を守る活動をしているわけで。

 

そうなると片手間ではできないことも多くなるんです。

 

一番大変なのはやはりお金の問題。

 

保護頭数が多くなるとどうしてもお金がかかってきます。

 

まず全頭避妊去勢手術をしなくてはなりません。

 

ワクチン接種にウィルス検査にフィラリアの検査とお薬にマイクロチップ。

 

ワンコの場合は狂犬病予防接種に畜犬登録。

 

一頭あたりなら想像つくと思いますが、10頭だと10倍。20頭だと20倍のお金がかかる。

 

何年もやってると個人でねん出するのもけっこう大変になります。

 

 

シャロンくんのように不治の病に冒されているいる子の医療費はべらぼーに高くなります。

 

ウチも一番多いときって犬猫で10頭以上、うさぎが40匹近くが常時里親募集をしている状態で、しかも里親さんが決まってもあとからあとから保護されてくる状態でした。

 

そうなってくると個人のお財布だけでは賄いきれず、みなさんからのご支援に頼らざるを得ないわけですが、赤字になる月が続くともう大変。結局責任をもって取り組んでいる人がどれだけいるかというと誰もいないんですよね。

 

めちゃめちゃ孤独になりますよ。

 

 

お世話をする人も最後は自分でやるしかなくてそれで毎日2時間睡眠。

 

それを2年間続けて体を壊して死の淵をさまようという。

 

今、たくさんの子たちを抱えているボランティアさんも命を削って頑張っている人たちがいると思います。

 

この子たちを残して死ねないという思いで一生懸命やってると思います。

 

でも救急で運ばれた経験者から言わせてもらうと絶対に無理しないほうがいいです。

 

救わなければならない子が目の前にいる。

 

とてもつらいことなんですよ。

 

でも、あなたが倒れたら多くの子たちが路頭に迷うことを考えてくださいね。

 

世の中が変わらないと解決できないことなんですけど。

 

だから繁殖屋と生体販売のお店は規制をかけてほしいのです。

 

もちろん消費者に対しても。

 

今のままでは絶対によくないですからね。