猫カフェを見ていて思ったこと。ふれあい系カフェの限界。 | LOVE&PEACE ‐ NOA いぬ・ねこの里親募集

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大阪、関西で 捨てられた子たちの里親探しをはじめどうぶつ達が幸せに暮らせる社会にするための活動を行っています。

信号待ちのその先にある猫カフェの窓から遊んでいる仔猫の姿が見えました。

 

ふれあい系カフェ。

 

ペットショップの生体販売につなげる広告的な役割なのだろうか。

このお店は明らかに生体販売につなげるためにお客さんと触れ合わせるという手法をとっているのですが、世の中のふれあいカフェの中にはそんな戦略的なことも考えずに運営している店舗も数多くあります。

 

かつて関わったふれあい系カフェのこと。

 

2013年にうさぎカフェの悪徳経営者による突然の閉店と残ったうさぎたちを業者に売り飛ばし(実際はお金を支払って引き取らせた)、行方知れずとなったという件でかかわったことがあるのですが、そのきっかけとなった子、もっち。


 

四肢開帳肢という障がいをもって生まれた子です。今はもう天使になりましたがお客さんが連れてきた子とお店の子との間に生まれた子でした。


病院代がかかったりふれあいにも出せない、販売もできない子ということで悪徳経営者から命を奪われると怖くなった店員さんが声をあげたことがきっかけになり大騒動になりました。


その後、行方不明の子の消息を追いかけてペット業界の裏側を見てしまいました。


ほんとに嫌になりますよ。


その昔はヤクザが経営してるような業界だったことから、ヤクザちっくな経営手法が色濃く残ってます。


今では当該のうさぎカフェのように多くの素人が進出してますので目立ちませんけど。


業界自体も嫌いですけどビジネス的なふれあいカフェも大きらいになりました。

 

この事件があった時に参考までにと視察に行ったうさぎカフェも今年のGW明けに閉店したそうで、里親募集をしていたという話を耳にしました。

 

こじんまりとした経営をしていたカフェだったので趣味の延長線上なのかなぁという規模だったのですが、それでも里親募集をせざるを得ないのかと思いました。

 

今は猫やうさぎだけじゃなくあらゆるどうぶつ達のふれあいカフェが存在します。

 

昨年の春までに通っていたアメ村にも猫カフェやうさぎカフェはもちろん、爬虫類カフェやフクロウカフェやその他いろいろ店を構えていたのを覚えています。

 

こういうふれあい系のカフェは生体販売をしています。

 

それが店の収益の大きな部分を担っているだろうと思われる店もあります。


生体販売に頼る収益の柱がない経営ってめちゃめちゃ脆いんです。

 

でも経営の素人が陥る商法で、ふれあいカフェのみならず、うさぎ専門店などにもよく見かけます。


言ってることとやってることが解離している経営です。

 

コロナで外出制限があった頃なんて、クラウドファンディングで維持費を集めていた店も何件も目にしました。

 

経営難に陥った時、店にいるどうぶつ達をどうするのかっていうのが一番の疑問なのです。

 

そういう問いかけを何度もしましたが、業者側はなんか安易に里親募集するとかいうのですが、里親募集ってそんな簡単なものじゃない。「閉店いたします。お店の子は里親募集します。期日は○月○日までです。」などというのを目にしました。


お願いするのに期日を切って脅すって。何様やねんって思いますけどね。


病気の子や老齢の子はどうするのか?残った子はどうするのか一切アナウンスしませんよね。

 

結局里親さんが決まった子だけは表で公表するけど、そうじゃない子はどうなってるのかその後の暮らしなど写真などで公表してるとこなんて見たことがありません。

 

業者とも話をしましたがペット業界の常識は一般世間から乖離しているようなところがあります。常識が通じません。どうぶつ達は商品でしかないし、いちいち個体の命について細かく考えていません。


かつてのうさぎカフェのように残った子は闇から闇へということもあり得るでしょう。、

 

ふれあい系カフェの経営者にはプロの業界人よりも愛好家の一般人上がりの経営者も多いです。だからこそ見通しが甘い。

 

生体販売には断固反対していますが、ふれあい系カフェも本当になくなってほしいと願っています。